雨なので

湿度が高い梅雨時はワインぶどうの天敵だ。嫌になる。

とはいえ、朝から雨が降っている今日は、とりあえず午前中は身体に休息を与えることもできる。

くさくさ心配するより、頭を切り換えリラックスしよう。と、再開ブログ2投稿目。

昨日は天気が良く草刈りもはかどったが、湿度が高くて身体にはキツかった。(写真は7日)
結実は毎年、家の前のシャルドネが早い。(写真は7日)

ブログ再開〜諦めの境地

2006〜2007年頃に導入した仕事用のMac Pro。当時いちばん上位の機種で個人的にも気に入っている。イラレやフォトショ等CS6バージョンとの相性が抜群なのだ。お気に入りのフォントもずいぶん購入したし、なにより心身ともに馴染んでいる。たくさんの仕事を一緒にしてきた戦友のような存在。

が、この春からネットで閲覧できないサイトが頻発するように。セキュリティ面でもいよいよ瀬戸際かな?さすがに15年も経つとなぁ。デザイン業はもう引退だし。

ということで、もうプロ仕様は必要無いからiMacを買った。ちょうど3月にアップルがローンの金利ゼロキャンペーンをやっていたので。

さてここで困った。スマホも「あるある」だけど、機種を新しくすると様々な問題が発生する。いままで普通に使っていた操作ができなくなるのだ。

自分のブログにログインできない。。。

クッキーやキャッシュの問題、バージョン、プラグイン、PHP、、、などなど色々やったけど全然だめ。ちょうど畑も忙しくなってきて「あ〜もぅ!」という感じで放り投げた。諦めた。

リスクあるけど、もういいか。Macが古すぎてWordPressもブラウザーも新しくできないし。

そんな訳で、ブログ再開します。

がんばります。

線路は続くよ、どこまでも

毎年同じようなことを綴っているのかな。それでもこの日を迎えると、何かしら書き残しておかなければならない衝動に駆られる。

東日本大震災から10年。

当時、被災地に、被災者へ、何かができたわけじゃない。むしろ、何一つできなかった。「何もしなかった言い訳」が許されるなら、自分のことで精一杯だった。

人生でいちばん辛くてもがき続けていた頃。そんな小さな人間の営みを「吹っ飛ばす」ほどの衝撃。

残された時間は短い。

前しか向かなくなった。

2012年1月、気仙沼市。海縁で寸断された線路。

きっと、再び、人々は必ずつないでいく。そんなことを思い、願った。

「持続鉄道」アクリル・パステル/F30号/カンヴァス/2020年制作

休養日

またサボってしまった、ブログ。

「広報活動という仕事だ」と自分に言い聞かせ、ちゃんとやらなきゃと思いつつも、どうも乗らない。よくまぁ30年以上もプロモーションや広告の仕事をしてきたものだ。人の仕事だと俄然ヤル気が出るのだが、自分のこととなると何とも。。。

今日は休養だ。肉体疲労。

ここ1週間続けて古い納屋2つを解体。

バラして、廃材を運んで、焼却。単純な作業ながらコツも必要で、かつ筋肉が必要だ。一人ではちっとも進まない。時間ばかりかかる。そうして疲労が溜まり、腰と太もも裏がピクピクし始め、今朝はもうアカン、となった。

まだゴミの山がいっぱいあるけれど、とりあえず、パッと見は綺麗になったのである種の達成感は得られた。

ビフォー
アフター

北アルプスがよく見えるようになった。あとは右側の残った納屋を移す計画が実現すれば完璧だが、そろそろ作業している時間が無くなってきた。

今日はここまで。休養、休養。

楽しきかな剪定

昨日シャルドネを終えて、これですべての剪定作業が終了し、ひと段落。

剪定を学び始めた頃は、結果母枝とか、新梢とか、長梢とか短梢とか、ギヨとかコルドンとか、ダブルかシングルか・・・等々聞いたこともない言葉と理論ばかりが押し寄せてきて訳が分からなかった。

もちろん、基礎となる知識や技術は必要だけど、何年か経験を積むと「樹を見ろ」というところがキモだなぁと感じる。

4年目ごろからようやくそのあたりの感覚を掴むと、いまでは剪定作業がいちばん魅力的だと言い切れる。

想像と妄想という、自分が好む時間を過ごせるのだ。

少しだけ体力も上向いてきた。

この先、剪定枝の片付けや整理、新しい圃場の伐採や整地、トレリスの修繕、苗の準備、苗植え等々、3〜4月までやることはたくさんある。

まだあとひと月ほどは厳しい寒さが続くだろうけど、スイッチは入った。

本日休業

気温はやや高めながら昨日からの雪は12cmほど積もり、まだしばらくは続きそうなので、本日ワインショップ・バートは臨時休業とします。

まぁ1月になってからはご来店いただいたお客様はゼロなので、そもそも、とも思う。信州の山沿い地域では冬季休業は割と普通。坂道だらけのウチの地域は道路事情を考えば当たり前かな。

昨日・今日と畑仕事もお休み。

剪定作業も残すところシャルドネだけ。

明日は晴れるかな?

剪定〜折り返し

比べたことはないけど、たぶん他の人より剪定作業が遅いと思う。自分の場合、次々と伐っていくより、どんな樹形に育つのかを想像しながら作業するのが好きなんだ。

でも、今回はいつもより早く進んでいる。イメージしやすくなったのか、悩むことが無くなったのかは分からない。

真田のメルロと殿城のメルロが終わった。残るは白品種だ。とりあえずは折り返し点、という感じかな。この先大雪などで畑に入れないケースが発生しなければあと2週間ぐらいで終わるだろう。例年は2月中旬までやっているから、もし1月中に終わるとなると異例の早さだ。特に急いでいるつもりはないが、2〜3月は新しい区画の開墾・整地や支柱立て・ワイヤー張りなどがあるから、このまま順調にいくといいなぁ。

今日は昼過ぎから雨〜みぞれ混じり〜15時頃から雪。ちょっと休息だ。

真田メルロ2019[樽]リリース

VARTの赤ワイン「真田メルロ2019[樽]」本日より販売開始です。

3,200円(税込)、750ml、生産量630本

撮影協力:長谷寺(ちょうこくじ)

上田市真田町産のメルロ100%。2019年は高温多湿が続き病害虫に悩まされた年でしたが、9月〜10月初旬には天候が安定し良く熟しました。
醸造は東御市のcave hatano。フレンチオーク古樽12ヶ月熟成の鮮やかな濃いルビー色が魅力的で、瑞々しい黒系ベリーの甘い香りや、クローブなどのスパイス、土やキノコのニュアンスが楽しめるでしょう。
味わいはまろやかながら、口に含むとすぐにしっかりしたタンニンが感じられ、時間と共に甘い果実味が現れます。
鹿や鴨肉のフルーツを使ったソースといったフランス料理のメインディッシュや、熟成したゴーダやウォッシュタイプのチーズとの相性はもちろん、鶏モモ肉の竜田揚げ、豚肉の生姜焼、筑前煮といった醤油を使った普段のお食事にもよく合います。

メルロは4回目のヴィンテージ。これまでも順調に目指す方向性に進んでいたが、個人的にはこの2019は「驚くほど美味しい!」とまで言いきれる。瓶詰め後2ヶ月目に試飲した時は感動してしまい「自分で買い占めたい」とまで思った。

もちろん、醸造していただいている波田野氏の丁寧な造りによるところが大きいものの、改めて土壌と気候がメルロにピタリ合っているなぁ、という印象。

スタートして6年経つ多様性を活かした草生栽培と、有機農薬による栽培が間違っていない感触がある。(有機栽培の難しさ、限界、体力的な厳しさも見えてきたが・・・)

日本ワインにしては重めの濃いワインですが、嗜好が合いそうでしたらおすすめしたい1本です。購入店は限られていますが、ご興味がありましたらオンラインショップを覗いてみてください。

良いお年を

使い古された言葉。年末に顔をあわせる誰もが自然と交わす言葉。

されど、今年はことさら深く響いてくる。

「来年は」という希望を抱きたいのはやまやまなれど、その持って行き先が不透明だ。

終息は何処や?エビデンスは「おマエらが示すもんだろ」と叫びたい。

いやいや、それはそうと、栽培は?ワインは?アートは?

あれやこれや不安と虚しさは残るものの、現実は容赦なく進んでいく。

だから、明日の一歩を考える。一年の計画を策定する。目標を定める。思考を固める。

そうしておいて、最後は祈る。

まだまだ煩悩は抜けないな。

また一年、あがいてみよう。

寒さが戻ってきた。夜半の風雪も過ぎた。