旧式SNSの魅力

昨日一通のハガキが届いた。ワインをご購入いただいた方からお礼の言葉を添えられて。こちらこそ、ありがとう、です。

一応、昔から広告やプロモーションの仕事をしている関係で、いわゆるSNSの類(ホームページ、ブログ、Twitter、Facebook〜)や通信機器は早くから触れている。と言うより知らなければならない。まぁ、LINEはまっぴら御免だ。TwitterもFacebookも要点を掴んだらすぐヤメたのだが。

で、田舎暮らしを始めてからはインターネットの便利さを痛感することになる。地方に住む人ほどネットは必須だと確信できる。

が、もうひとつ分かったことがある。よく言われる人間関係の大切さだ。小さなコミュニティに身を置いてみるとそれは強く感じる。ビジネスの現場でも常識だ。ヤリ手はこれが抜群に上手い。これが現代の個人間の繋がりでもやっぱり大切で、今や中学生から高齢者までSNSがその代名詞となっている。SNSはまるで“新しいツール”のように言われているけど、結局はソーシャル(社会)をネットワーキング(繋ぐ)するサービスなんだから、大昔からある手紙はもとより、電報だったり有線電話もそーなんだよね。

そんな旧式SNSである手紙やハガキの楽しさに目覚めたのがこの田舎暮らしを始めてから。ちょっとお金がかかるけど、よ〜〜く考えてみると携帯やNTTより安い。そしてなんと言っても「温もり」を感じられる。

こちらから出した相手からわざわざお返事をいただいたりすると、ネットとはまた異なる嬉しさがあるもの。

もちろん、手軽な行為ではない。何かと忙しい現代ではそんな余裕は作れないのかもしれない。やはり多少は趣味の世界とも言える。

でも、ちょっと心が和む瞬間を得られるのには貴重なツール。旧式SNSも魅力たっぷりです。

投稿者: vart-jpn

ワイン用ぶどう栽培農家。ワインショップ・バート運営。画家。