田舎の秋は忙しい。

想定外の早さで収穫が終わり、ちょっとはゆっくりできるかと思いきや、田舎暮らしはやることがいっぱいなのだ。

9月は集落の村祭りの季節ということで、今日は岩清水地区の菩提寺・清水寺(せいすいじ)の境内で毎年恒例の秋祭りが、台風の接近をものともせず開催された。

通称「だんご祭り」とも呼ばれており、その名の通り、祭りのメインを飾るのが団子の配布。普段は人影が少ない村内がちょっとだけ賑やかになります。

お団子は地域のみんなによる手作り。隣組ごとに集まっておしゃべりしながら慣れた手つきで作ります。コミュニケーションが主役ですね。私も混ざって作ります。

このお祭りでもうひとつの名物が屋台。こちらも地域のみんなによる手作り。前日から焼き鳥の仕込みを行い、BBQさながら焼きまくるのだ。これも何年もやっているから皆さん慣れたもの。

ビール片手に朝っぱらから備長炭による焼きたての焼き鳥をほおばる。これ、絶品です。準備から運営〜片付けまでしっかり働いているので尚更旨い。

私の場合、地域の役員にもなってるので、正装で読経〜護摩焚き、直会(なおらい)に参列する。ひととおり済んだら後片付けをやって、最後に公民館で慰労会と、まぁ中々のハードスケジュールでした。

ちょっと疲れましたが、小さな集落の小さな楽しみを大切に守っていこうと思います。

投稿者: vart-jpn

ワイン用ぶどう栽培農家。ワインショップ・バート運営。画家。