ワインとアートの西紀行

1日より5日まで、京都〜岡山〜香川と巡ってきました。仕事ですよ。

2日(日)、かねてより懇意にさせていたたいている京都のワインショップ「glou glou(グルグル)」さんのイベントに参加してきました。

1日に前乗りし、東京で世話になった大先輩カメラマンに再会。故郷の京都に戻っていたのでした。とりあえず観光気分で外国人だらけの先斗町をうろうろし食事をしながら旧交をあたためる。

さて本番の2日。グルグルさんの企画で長野ワインの生産者を囲む会で、私のVARTと東御市のcave hatano、千曲市のWa Yawataの3名が京都に集結です。

京都の町家がいっぱい立ち並ぶ一画(蛸薬師町)にあるお洒落な2軒を会場に、ワイン好きのお客様に生産者がサーブしながら紹介したり説明したり談笑したり。

1軒目が「室町二條みのや」。こちらがお店を詳しく紹介している。店主も店内もメチャ感じ良いお店。「蕎麦バル」と銘打って個性も立ち魅力的。信州と京都をつないでいるのだ。

2軒目が「澄吉(すみよし)」。こちらも素敵!常連客に愛されているのが直ぐに伝わる。ワイン好きな方ばかり。お店は町家らしく狭い(失礼!)けど、ほどよくアルコールが回るとその距離感が癖になりそう。

個人的には初めての経験なのでちょっと緊張したものの、お客さんも気さくな方々が多くて楽しめました。ワインラバーの熱量も素晴らしい。それになにより、自分のワインを「おいしいっ!」て言ってもらえるのは、正直、やっぱり嬉しいもの。とんでもなく良い経験をさせていただきました。グルグルさんありがとう!ただひたすら感謝です。

次は倉敷。ずいぶん長いこと憧れていた「大原美術館」へついに行けたのだ!美観地区はチョー人気スポットだけど、私は美術館です。よくもまぁここまで蒐集したもので、古今東西の著名な作品が大集結。あげたらきりがないのでやめておきますが、現代アートの充実ぶりも見事でした。あと再発見は濱田庄司かな?工芸はそれほど興味がなかったけど、バーナード・リーチ共々、その絵画性に魅了されてしまいました。魯山人の次に驚いた。なにはともあれ、素晴らしい美術館でした。

次は四国の香川県へ。ワインつながりの友人に会いにいく。が、みかんの果樹園で働いているのだけど。

せっかく香川に行くのだから、大好きな画家・猪熊弦一郎の美術館を目指して丸亀市へ。が、信じられないことに工事中で長期休館中。比較的新しいのにどうしたものか。がっかりしながら図録だけ購入して諦める。

悲しさは、腹を満たして忘れるに限る。そりゃあ、うどんを食わねば。駅前商店街の奥でみつけた「つづみ」。サラリーマンとおばちゃん、おばあちゃんに愛されている様子がすぐに分かった。当たり。「とり天ぶっかけ」美味でした。

京都に2泊、車中泊2泊と中々ハードだったけど、たっぷり大充実の西紀行でした。

ワインとアート。死ぬまで追いかけていきたい。

投稿者: vart-jpn

ワイン用ぶどう栽培農家。ワインショップ・バート運営。画家。