村祭り

良い響きです。郷愁を感じる。

子どもの頃から「お祭り」「イベント」「フェス」とか、た〜くさんの人が集まって騒がしい「熱気溢れる場所」が苦手だけど、ごく小さな規模のイベントは大好きだ。そんな自分には、ここ岩清水の村祭りはちょうど良い規模。全てが手作りというのも好感度高い。

昨日はその「清水寺(せいすいじ)の秋祭り」でした。

護摩法要にだんご配布と、真摯に、のどかに繰り広げられます。

そして恒例の「屋台」。焼き鳥とおでんだけなのだが、これがまた美味いのだ。なんといっても仕込みから焼き方まで村民の手作りなのがいい。

今回は祭事の“当番”という役回りがあったが、いつも通りのんびり楽しむことができました。

お祭りも終わって皆で片付けが済んだら公民館で慰労会。ウチの集落ではことある毎に必ずやります。酒好きが多いもんで(笑)。

今シーズンはなぜか自治会の活動と畑仕事が重なるケースが多く、地域の皆さんと顔をあわせるのが久しぶりとなった。

ちょっとの間に色々あったりして情報交換の場にもなる。やっぱり大切なんだね、地域の活動って。

新しいことが好きで放浪癖がある私だけど、もうこの地にしっかり根ざすことにした。他には行かない。というか、微力ながら地域のために役立ちたいっていう気持ちも徐々に芽生えている。

癖のある人、めんどくさい人がけっこういるけど(笑)、金持ちで自信家で上から目線の人がいないこの岩清水が好きだ。

過疎集落まっしぐらなので、なんとか若い移住者やUターン者が増えて欲しいけど、この地に合う人柄じゃないとイヤだな。

小さくて質素でいいから、長く続く村祭りのようにお手伝いをしていきたい。

投稿者: vart-jpn

ワイン用ぶどう栽培農家。ワインショップ・バート運営。画家。