ときどき聞かれるので、今月上旬に発売した、真田殿城ブラン2019と真田シードル2019のエチケット(ラベル)の絵について。
真田殿城ブラン2019の絵のタイトルは「感情交差点」。2017年に、軽井沢のギャラリーでのグループ展に誘われたときに描いたもの。
予め「軽井沢をテーマに」というリクエストがあったので、旧軽井沢の「六本辻」という交差点がありそこをモチーフに描いた。
ここは「ラウンドアバウト」と呼ばれる方式のヨーロッパでよくみかける環状になった交差点で、雰囲気が好き。
ラウンドアバウトには信号が無く、様々な人々が、各々の判断で行き交う。その判断は個々に委ねられ、安全もリスクも自分で決める。
誰かに強制されないし、何かに制御されてもいない。
自由がある。
人々の交流もそうあって欲しい。
各々の感情もそうあって欲しい。
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真田シードル2019の絵は単純明快。リンゴの花です。
4月下旬から5月上旬にかけ、信州のあちこちの畑でリンゴの花が満開になる。
ちょうど「シードルのラベルデザインはどうしようかなぁ」と思案していた頃、ふいにお隣のリンゴ畑が目にはいり、「これでいいじゃん!」と素直に、そして一気に描いたもの。
迷わず、勢いで描いたのが功を奏したか、植物が持つ開花期のエネルギーや、この季節の澄んだ空気感を出せたと思う。