良いお年を

使い古された言葉。年末に顔をあわせる誰もが自然と交わす言葉。

されど、今年はことさら深く響いてくる。

「来年は」という希望を抱きたいのはやまやまなれど、その持って行き先が不透明だ。

終息は何処や?エビデンスは「おマエらが示すもんだろ」と叫びたい。

いやいや、それはそうと、栽培は?ワインは?アートは?

あれやこれや不安と虚しさは残るものの、現実は容赦なく進んでいく。

だから、明日の一歩を考える。一年の計画を策定する。目標を定める。思考を固める。

そうしておいて、最後は祈る。

まだまだ煩悩は抜けないな。

また一年、あがいてみよう。

寒さが戻ってきた。夜半の風雪も過ぎた。

投稿者: vart-jpn

ワイン用ぶどう栽培農家。ワインショップ・バート運営。画家。