シーズン終了。冬休みへ。

今日、ようやく「藁巻き」が終わった。

予想以上に時間がかかったなぁ。この春に新しく植えた苗も含めると全部で1,450本あまりと、昨シーズンより約38%増えたので当然だが、なにせ1本1本の根元まわりをギュッと縛りつける手作業を繰り返していたせいか、ここ2〜3日は少し腱鞘炎気味になってしまった。

ともあれ、この地域の厳しい冬を乗り越えてもらわなければならない。来春にしっかりと健康な芽をだしてもらわなければならない。

1本ずつ丁寧に、愛情こめて巻きました。

長かったような短かったような栽培シーズン。ぶどうもしばらくお休み。こちらもしっかりと心身を休ませリフレッシュできる冬休みを迎えます(もう剪定のことが頭の中をチラついているが…)。

来年が、良い年になりますように。天に祈ります。

天国へ捧げる、豊作のご報告。

10月11日、12日の両日、メルロの収穫を行った。栽培を初めて4年目。昨年に続き2度目の収穫となった。

当初は14・15日の土日に行いたかったのだが、ぶどうの熟し具合がベストだったこと、週末が雨なのは間違いなかったこと、等の理由から急遽変更した。

私の場合、パートナーも家族もいないため、収穫の際の人手確保はとても重要な課題。そのため、なんとか週末に収穫をぶつけて手伝っていただける方を集めたいと思っていたが、あいにく平日の開催となってしまった。

にもかかわらず、なんと、仕事を休んでまで駆けつけてくれた方々が!!

感謝感激。

少数精鋭で2日間、日没ギリギリまで頑張って頂き、なんとか全量を収穫することができました。

8月まで胃が痛くなるような天候だったものの、9月以降に晴天が多くなりなんとか持ち直したぶどうは思いのほか良い状態で収穫まで持ちこたえた。綺麗な房を見るとなんだか嬉しくてひとりでニヤニヤしてしまう。

最終的な収量は995kg。今年の最低目標800kg(病害虫が多く発生した9月初旬に下方修正した数字)を上回ることができました!

13日に醸造所(詳しくは後日)で仕込みをお手伝い。

昨日からは発酵も始まっています。

醸造家の方からも「ぶどうの状態は良好」とお墨付きをいただいている。

いいぶどうができたよ!と叫びたい気分だ。

2017年の栽培シーズン、どうやら最後に来て女神が微笑んでくれたのかも知れない。天国に向かって感謝の気持ちを捧げる毎日です。

改めて、良質のぶどうを目指す。

いよいよ2017年の栽培シーズンも終盤。本日、念願の白ワイン品種を収穫しました。平日にもかかわらず5名の収穫ボランティアを得、また天候にも恵まれて、久しぶりに楽しい畑仕事となりました。

昨年は8月下旬〜9月いっぱいの長雨で全滅したシャルドネ。今年も7月下旬〜8月中の降雨による病気の多発と害虫の発生により、せっかく実ったぶどうの房が減っていく頃は鬱になりそうな精神状態だったけど、このところの安定した天候のおかげで、何とか今日の収穫までこぎ着けることができた。

まずはホッとした。もちろん、次のメルロまで気が抜けないけど、ようやくここまで来ることができたこと自体が嬉しい。

もっともっと、良いぶどうが出来るよう、努力は続けていく。ずっと。絶対。

毎日緊張。

9月になると、やはり緊張感が異なる。作業そのものは真夏に比べ肉体的な負担が徐々に減ってくるものの、2回目の収穫へ向けての準備が本格化してきているので、精神的な部分では気の抜けない毎日が続いている。

そのいちばんの要因は天候。「どうにもならない相手」なので考えていても仕方がないのだが、やはりそこはまだ経験不足であり、また去年の苦い思いがトラウマとなっているので、気持ち悪い緊張感が胸の中を彷徨ったままだ。

そんな精神状態を抱えながらも粛々と準備を進めなければいけない。そのひとつが「獣除け」。熟してきたら食べ頃、と言わんばかりに出没する彼ら。天候の影響で遅めとなっている今シーズンだが少しずつやってきている。しっかり丁寧にやりました。畑をぐるりと囲む電気柵。頼むよ。

家の周囲では秋の色が濃くなってきました。

文明の力を借りて。

今年もよく雨が降る。真夏にしては日照も多く無いが、関東地域の日照不足ほど深刻ではない。とはいえ、雨が多いと雑草がよく伸びるので草刈りの頻度が上がる。

今年から乗用の草刈り機を導入。体力が低下気味だったので入れておいて良かった。ものすごく楽。そして、ぶどう畑に似合うのだ。

勝負の終盤戦。

おととい11日、メルロのヴェレーゾンを確認。白ワイン品種は透明感が出てきて、赤ワイン品種の果粒が色づき始める頃。

毎年、これを見る度に幸せな気分になれる一番好きなビジュアルだ。

相変わらず日中は真夏の暑さが続いているものの、ここ1週間ほどで夕方〜夜半の気温が下がり始めた。いよいよ成熟が進む頃。

ただ、去年はお盆を境に降雨が増え日照が減って、悪夢のような9月へと進んだ。今年も7月中旬過ぎから降雨が多く徐々に病気が出てきている。それを考えると、ここからの日照量が品質を大きく左右する。しかも殺虫系の農薬は使っていないから既にたくさんの虫に喰われているので、もし昨秋のような天候になったら、またしても収穫量が激減する。

これからの終盤戦が本当の勝負所だ。

真田メルロ2016完売

7月12日、お陰様をもちまして、VARTのファーストヴィンテージ「真田メルロ2016」が完売となりました!

ご購入いただいた皆様へ、改めて御礼申し上げます。

今年は生産量が少なくて多くの方々にお届けすることができず、また本数をご所望いただきながらお一人様への販売量を制限させていただきましたこと、ここにお詫び申し上げます。

今は7月中旬。5月31日の降雹(ひょう)による影響が少しあるものの、いまのことろ葡萄は健康な状態。あと2ヶ月半〜3ヶ月あまりの間に何が起こるか予想もつきませんが、とにかくコツコツとできることをやるだけ。実りの秋へ向かって。

次は白ワインも加わる。気を引き締めていきましょう。暑さに負けないよ!

悪魔は突然やってくる。

一昨日の夜、突然の雷雨があり続いて雹(ひょう)が降る。

ドキドキした。心配がつのる。

翌朝畑を巡回チェック。そこらじゅうの葉っぱに穴が空ている。新梢が折れている。

入ってくる他園の情報では被害があったようだけど、幸いウチは花芽ものこり新梢が根元から折れることはなかったので致命傷は出ずに助かった。

突如現れる自然のパワーは悪魔のよう。手加減なしの無差別攻撃。

「まだまだ。ちょっとばかりワインができたからって、いい気になるなよ。」なんて、おしおきをされたような気分。

再び三度、気を引き締めていきましょう。

6月1日。真田メルロ2016の船出。

本日2017年6月1日は、VARTの初ヴィンテージワイン発売日です。

上田市真田町産の赤ワイン品種メルロ100%の「真田メルロ2016」を初リリースしました。

昨秋の天候不順もあり2016ヴィンテージの生産量は328本のみ。数に限りがありますのでご購入を希望される場合は早めにご連絡ください。

お問い合わせ・ご注文はこちらのVARTホームページ下部にあるメールアドレスでお願いします。

2013年に長野県に移住して5年目。これまでたくさんの方々の助けを借りながらここまで辿り着くことができました。

この場を借りてすべての関係諸氏に感謝申し上げます。

バタバタバタバタ。

どんどん暖かくなってくる。寒い地域は春になるのが遅いけど、いったん暖かくなるとすごいスピードで季節が進む。とりあえず、というか、ようやく先週木曜日頃からこの標高800mの村の基準木(だと思う)、お寺の桜が満開になりました。

ぼやぼやしていたらぶどうも少しずつ芽が膨らんできている。

いつの間にか畑はグリーンに。

今年は家の前の畑にもぶどうの垣根が増える。

本日、やっと今年の苗が植え終わりました。380本。

絵の方もGWの個展に向けてあとひと息。

バタバタバタバタ。