今年も国立!

小学校の頃から50歳を過ぎてもずっとサッカーをやっていた。だから昔も今も「国立」は憧れの場所だ。残念ながら“国立競技場”のピッチに断つことは叶わなかったけど、思いがけず違うフィールドで立つことができた。

東京・六本木の国立新美術館。

5月に「第113回 太平洋展」、そして今開催中の「第73回 現展」(6月12日まで)。いずれも昨年に続き入選させていただいた。

◇第113回 太平洋展

◇第73回 現展

相変わらず「もっと大きいサイズで描け」と言われます。確かに広い会場では小さいですね。個人的には「大きい方が印象が強くなる、目立つ」というのはどうもイヤだな。違うんじゃないかな、と思ったりする。本当はもっと小さいサイズで描きたいんだけど。

まぁ、気が向いたら。

それにしてもこのひとだかり。

そんなに私の絵が見たいのか?という最下級のジョークはさておき、先月の「草間彌生展」に続き、私が訪れた時は「ミュシャ展」が開催中でした。すごい集客力ですね。

広告やプロモーション畑で仕事をしてきたせいでしょうか、どうも昨今、メディアを核に多数の媒体で集中攻撃をされると、簡単に“乗ってしまう”方々が多すぎやしませんか?と感じてしまう。

つまるところ、潤沢な資金をもった大組織の戦略に、大衆が散財してしまう。あげく、富の格差がまた広がる。勝者は敗者に還元しない。集金ターゲットして利用するだけだ。

おっと、つい脱線して愚痴が出てしまった。「ブーム」を目の当たりにするとついつい醒めた思考が頭を出してくる。

そろそろ次の作品づくりを始めよう。

場所、ヒト、出会い。個展という行動。

昨日8日、個展が終了しました。

来場者に観ていただく。たったそれだけ。さほど体力は使わない、はず。が、なかなか疲れていたようだ。久しぶりに今朝目覚めるまでぐっすりでした。

2回目となる今回の個展は、2015年に銀座で開いた初めての個展とは違う充実感に満ちた10日間だった。

長野県に移住して丸4年。有難いことにこちら(特に東信地域)での友人知人がたくさんできた。その気持ちもあり、今回は地元の方々に是非来ていただきたいと考え個展会場を軽井沢(一応、地元と思っている)にしたけど、色々と嬉しいこと、楽しいこと、新しいことがたくさん生まれました。

10日間の来場者は333名。うち34名が知り合いの方々。場所柄、観光で「追分宿」「油や」を訪れる方々が多いので総数にはあまり意味は無いけど、なんといっても34名の知人が来てくれたのが嬉しい。GW中の軽井沢周辺が渋滞するのは地元では有名。それでも来ていただけたということに感謝です。

また、軽井沢に住まいがある方々は人通りが多いときを避けて「油や」にぶらっと訪れる。これは素敵だ。この場所がコンセプト通り「文化磁場」になっている。ライフタイルに文化が身についている。

観光客、、、とか言ったけど、そこはやはり軽井沢。感度というかアンテナというか、訪れる方には文化的な素養を持ち合わせた人も多く、しっかり話しをしていただけるケースも予想以上に多かった。

そうした方々との会話やコミュニケーションはとても勉強になったし新しい刺激も受けた。新しい出会いも生まれた。

改めて、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。

そしてなんと言っても私の絵をご購入いただきました皆様、感謝以外の言葉が見つかりません。

最後に、「油や」を運営しているスタッフの皆さん、本当に温かく接していただき毎日リラックスして過ごすことが出来ました。お手伝いいただいた友だちにも。みんなに、ありがとう!

個展を開催するって中々大変だけど、行動することで生まれた数々の出会いはそれに大きく勝ります。

またひとつ大きな財産を得ることができました。また新しい明日へ向かって頑張ります。

個展が初日を迎えました。@軽井沢追分宿

昨日4月29日(土・祝)から5月8日(月)まで、個展を開催しています。

初日となった昨日。会場の入口はこんな感じ。

会場内。

昨日は余裕がなくて、情緒あふれる軽井沢追分宿の周辺が撮れませんでした。凄く寒かったし。まぁ、追々。

個展の詳細はこちらをご覧ください。

万一、ご興味と都合が良さそうでしたらお立ち寄りください。

地元・上田市の美術館にデビュー。

長野県は広いからなのか、地元住民や各種メディアでは4つの大きな地域に分けて表現されている。大雑把に言うと、長野市周辺から北が「北信」。松本市や安曇野、塩尻市あたりが「中信」。伊那市や飯田市、木曽あたりが「南信」。そして私の地元・上田市、佐久市や東御市、軽井沢などが「東信」だ。

このような経緯から美術会の活動も地域毎に分かれており、自分の住む上田市には「東信美術会」というのがある。

これまで全く縁がなかったものの、現代美術家協会信州支部の方から誘われ、この3日(土)から11日(日)まで開催される「東信美術展」というのに参加させていただけるようになった。

この展覧会もなかなか歴史があるようだ。44回目だというから。そして会場は2014年に新しく出来たばかりの「上田市立美術館」。愛称サントミューゼ。

立派な劇場やコンサートホールも兼ねた文化交流施設だ。千曲川沿いの広い場所にあり、意匠も割とモダン。

これまで東京、松本市、長野市とやってきたけど、こんどはまさにお膝元。こういうのを地元デビューとでもいうのだろうか。

サントミューゼ(上田市立美術館)
サントミューゼ(上田市立美術館)