6月いろいろ

早くも6月。

6月への思いはいろいろある。

いくつかの命日。そして自分の誕生日。

平成元年6月にはフリーランスでグラフィックデザイナーを始めた。ずっと小さいままだけど、個人事業でスタートしてから有限会社〜株式会社と変遷し、たまさか30周年を迎えるとは・・・。

昨年は6月1日に自分のワインを初リリース。

6月は自分にとっての転機の季節なのだろうか?

今月中旬以降、自身2度目となるワインのリリースを予定している。詳細はまだ決まらないけど、やはり6月には何か縁があるのかな?

今は静かに瓶内で眠っています。

畑作業は遅れ気味。頑張らねば。手を掛けた分だけいい葡萄に育つのだから。

マイナンバーカードの不思議

昨日、マイナンバーカードを受け取りに市役所へ出向いた。

これまでずっと「通知カード」で通してきたが、先頃の確定申告をe-Taxでやろうと思ったら、マイナンバーカードと電子証明書が必要となったため、やむなくカード作成の申込をしておいた。来年はe-Taxでやろう。

ところで、確定申告もずいぶん変わっていて驚いた。今回は昨年からワイン販売を個人事業で始めていたため確定申告が必要になったけど、申告を自分でやるのはデザイン業を個人事業としてやっていた平成3年以来だから実に27年ぶりとなる。

さてそのマイナンバーカード。申し込んでから約2週間ほどで通知ハガキが届き、それを持って市役所へ。所定の窓口でハガキと共に本人確認のための通知カードやら免許証やら市民カードを提示し、続いてタッチ式のディスプレイに4つもある!暗証番号を自ら入力する。ほぉ、中々よくできている、と感心。

そして最後に、出来上がったマイナンバーカードに掲載されている顔写真と私を「見比べ」本人に間違い無いかを確認する。

これ、スキャナー式の認証センサーでやるのではない。窓口の「人」がやるのだ。超アナログ!!

いっけん何の問題もない印象だが、暗証番号を設定する際の先端技術とのギャップがあまりにも滑稽で、笑いをこらえるのに大変だった。カードの写真と私の顔を見比べる窓口の人の真剣な表情。思い出すだけで笑える。

人々はもはや、デジタルに操られ始めている。IoTが実現するのは、人間どもの制圧かもしれない。

ひな祭り

個人的にはもう縁は無いのだが、ひな祭りですね。

上田市のお隣、東御市にある旧北国街道の宿場町「海野(うんの)宿」。このブログでも何度か紹介していたかな?江戸時代にタイムスリップしたようなこの旧宿場街は、観光客が押しかけていない(?)ので、散策がてらのんびりと風情を楽しめる。「うだつ」が特長の伝統的建造物の群はなかなか壮観だ。もちろん電柱や電線は無く、掘割りも美しく整備されている。

そこで、ここに住んでいる知人もいるし、お知らせをひとつ。

2月24日から3月25日まで「海野宿ひな祭り」が開催されています。40軒以上の家々が秘蔵の雛飾りをお披露目するのだ。知人の家のお雛様はなんと、寛永年間だというから380年ほども昔のものらしい。

イベントちらしによると、期間中の毎週土曜日は行燈が灯るようだ。3月24・25の土日には流しびながあったり甘酒が配られたりと、色々あるようです。お近くの方、近隣に遊びに行く方がいらしたら是非お立ち寄りください。

以上、勝手に観光案内。

旧式SNSの魅力

昨日一通のハガキが届いた。ワインをご購入いただいた方からお礼の言葉を添えられて。こちらこそ、ありがとう、です。

一応、昔から広告やプロモーションの仕事をしている関係で、いわゆるSNSの類(ホームページ、ブログ、Twitter、Facebook〜)や通信機器は早くから触れている。と言うより知らなければならない。まぁ、LINEはまっぴら御免だ。TwitterもFacebookも要点を掴んだらすぐヤメたのだが。

で、田舎暮らしを始めてからはインターネットの便利さを痛感することになる。地方に住む人ほどネットは必須だと確信できる。

が、もうひとつ分かったことがある。よく言われる人間関係の大切さだ。小さなコミュニティに身を置いてみるとそれは強く感じる。ビジネスの現場でも常識だ。ヤリ手はこれが抜群に上手い。これが現代の個人間の繋がりでもやっぱり大切で、今や中学生から高齢者までSNSがその代名詞となっている。SNSはまるで“新しいツール”のように言われているけど、結局はソーシャル(社会)をネットワーキング(繋ぐ)するサービスなんだから、大昔からある手紙はもとより、電報だったり有線電話もそーなんだよね。

そんな旧式SNSである手紙やハガキの楽しさに目覚めたのがこの田舎暮らしを始めてから。ちょっとお金がかかるけど、よ〜〜く考えてみると携帯やNTTより安い。そしてなんと言っても「温もり」を感じられる。

こちらから出した相手からわざわざお返事をいただいたりすると、ネットとはまた異なる嬉しさがあるもの。

もちろん、手軽な行為ではない。何かと忙しい現代ではそんな余裕は作れないのかもしれない。やはり多少は趣味の世界とも言える。

でも、ちょっと心が和む瞬間を得られるのには貴重なツール。旧式SNSも魅力たっぷりです。

今年の冬は要注意。

先週から朝の最低気温が連日氷点下になってきた。全国的にも相当冷え込んでいるようですね。昨日の上田市の最低気温は-2.5℃。そこから換算すると、私の住む標高800mの山間はおそらく-5℃程度だったと思う。なかなか厳しい。

今年は体調を崩すことが多い。経年劣化は明らか。昼夜の寒暖差10℃以上が普通のこの地は、代謝能力や血流が低下している者には体調管理が難しい。まだ寒い地域の体質にはなりきれていない身体には、今年の冬は要注意かもしれない。

とはいえ、寒い朝は空気が澄んで視界も良好。今日未明には初雪がありその後は快晴。美しい朝焼けが家の前に広がって、冬らしい天候となりました。

夕陽に願う。ここからのお天道様にエールを。

昨日の早朝、目が覚めたらザーザー降り。音がするぐらい。

またしても。これで8月に雨が降った日が15回目となる。去年も26日過ぎから9月いっぱいまで雨降りだらけ。「はぁ〜」。出るのはため息ばかり。

すっかり気が重くなった一日のスタートだったものの、有難いことに昼前には雨もあがり、午後からは晴れてきた。まさに一喜一憂。

さぁどうか。カラッとしてきた。

昼夜の寒暖差が出て乾燥してこその東信州の風土。これからに期待しよう。頑張れ、お天道様。

夕方。湿度の高い今年の夏にはほとんど見ることができなかった鮮やかな夕景が広がった。

いろいろ劣化が始まっている。神頼みの出番かも。

なんだかバタバタし通しで、時々いったい何をやっているのか分からなくなっている。「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と気持ちばかりが先行し、身体と手先とココロがスムーズに動かない。ここにきて色々な事に手を出しすぎているのを実感している。何せ、名目上は4つの仕事を同時進行させているのだから(実入りはどれも低いが)。

以前であればパパッと決められていた優先順位がうまくできない。頭の中の交通整理がへたくそになっている。

「劣化」。ん〜、そろそろ認めなければいけないな。

2〜3年前までは病院に行くどころか風邪をひくこともほとんど無かったのに、昨年あたりから医者にかかることが増えてきた。今年の1月には人生初インフルエンザにかかったし。「血圧」「血糖値」「食生活」を気にしなければいけない状況だし。体力と健康だけが自慢だったけど、こうなると逆に不安になるのものですね。

「まいったなぁ」と感じているとき、偶然目にした「生年による厄年表」にびっくり。そうか、今年は本厄だったのか!?と。

そーいえば思い当たる節が多い。地道にやっていはいるが近頃は思い通りにいかないことも多い。ふむふむ。普段はひとつひとつ課題をあぶり出して頭を整理して自分なりに納得させればスッキリするケースが多いが、これが上手くいかないときにはやっぱり「神頼み」しかない。日本人だもの。

ということで早速「厄除け」に行くことにしたが、我が尊崇社の「寒川神社」は神奈川県にあり遠くて行っているヒマが無い。そこで上田市民がこぞって訪れる「生島足島(いくしまたるしま)神社」へ行くことにした。鎌倉期以前より崇敬を集める古社で、こぢんまりしていながら中々趣がある。

平日の午前中に行ったせいか、中途半端な時期のせいか、厄除けをやる人はいるわけがなく本殿内にて一人だけ執り行っていただいた。なんだか有難い。

老化・劣化は避けられないので受け入れましょう。せめて大きな病気や怪我のないよう、そして今年の収穫が無事できますよう、親類縁者、近しい人が元気で過ごせますよう、少々欲張りながら、しっかり祈ってきました。

結果はともかく、神頼みをするとなぜか落ち着く。

ショートショートトリップ

昨日16日は現代美術家協会・信州支部の総会に出席するため松本市へ。

会場へは予定より早く着いたので得意のぶらぶら街歩きを始める。すぐ近くに「あがたの森公園」というのがあった。以前から気にはなっていのでさっそく探索。

お天気も最高。季節もばっちり。桜はほぼ満開。とても綺麗で素敵な公園でした。まさに市民の憩いの場という印象。

特筆すべきは、公園そのものが旧制高等学校の跡地であるということ。往時の建物が保存されているのだ。「旧松本高等学校」。長野県には明治・大正期の建築物が多く残っていて有難い。

旧松本高等学校は大正時代の築造。中庭に足を踏み入れると、ちょうど教室の一角から合唱(趣味のサークルだろうか?)が聞こえてきて、一瞬、時代と場所が分からなくなる錯覚を覚えました。ちなみに、この学校の開校が大正8年だとか。私の父親の生年と同じ。

とにかく素敵なショートショートトリップでした。

梅は咲いたが桜はまだ。

2〜3日前からようやく咲き始めた。梅が。朝晩はともかく、今日以降は暖かさが続くようなので、追いかけるようにして桜も咲くと思う。

いったん咲き始めると次々と開花が続くのが寒暖の激しい地域の特長。でも、一気呵成とも言えるその勢いが、一層の華やかさを感じさせてくれる。

色彩のシーズンがやってきました。真田ヴィンヤードの周囲も華やいできました。

地元をもっと知らなければ。

先日、横浜から友人が遊びに来てくれた。おじさんサッカー友達だ。1日目は畑仕事体験。そして泊まりはウチで、当然のように夜は宴会。地元の友人も2名参加してたっぷり楽しむ。

彼は上田が初めてだということなので、翌日の午前中は別所温泉を案内してあげた。

住んでしまうと、有名とはいえ地元の観光地というのは中々足を運ばないもので、考えてみたら別所温泉もたった3回目ぐらいだ。しかし改めてのんびり散策してみるとやはりいいもので、かなり楽しめた。

別所温泉駅は風情たっぷり。

いまは走っていないレトロ車両が展示されていた。

老舗の花屋旅館。築100年。大正モダンの建物がもの凄く素敵(写真を撮り忘れたので以前に撮ったもの)。

この花屋旅館さん素晴らしいおもてなし精神。「散歩で立ち寄っただけです・・・」と言ったら、快く中まで入れていただき、建物内を自由に見学させてくれた。宿の方々もすごく感じが良い。恐る恐る値段を聞いたら、老舗なのにかなりお手頃なのでビックリ。これは要チェック。上田への旅には是非おすすめしたい宿だ。

頭の中がぶどう栽培と絵のことでいっぱいだったけど、もうちょっと地元の情報も持っていないといけませんね。