コートを脱いで春本番。

遅れ遅れながらも、ようやく畑仕事を進められるこの頃。一応、例年のカレンダーなら問題ないものの、今年は暖かくなるのが10日ほど早いので実質的な遅れは明らか。

とりあえず昨日で樹の根回りを保護していた藁をすべて外し終えた。あとは古い樹皮を剥ぐ作業が少し残っているものの続いて今シーズン最初の防除を行わなきゃ。

なにはともあれ「コート」を脱いで気持ちよさそう。

家や畑、そして真田町周辺も次々と花が咲き彩り豊かに。しょっちゅう行っている「駅前食堂」も桜が満開でした。

焦る。困る。

生来、同時に複数のことを行うのが苦手だ。それなのに、長野県に移住してからというものの、様々なことが同時進行となってしまっている。そして今年は忙しさがピークとなりそうだ。

そのいちばんの要因が自治会の活動だ。あろうことか今年「公民館分館長」という役目が回ってきた。ん〜〜〜困った。ぶどう栽培が勝負の年なのに・・・。

そもそも公民館って何?から始まった。どうやら長野県独特の仕組みらしいが、地域の公民館の運営を地域住民が行うのだ。これまでの人生では各公民館に勤める職員が運営し、住民は「利用する側」という認識だったが、ぜんぜん違っていた。

一年を通して数多くのイベントがある。その殆どを「分館三役」とか「分館五役」とかになった住民が執り行う。とにかく大変。というより、何が何だか分からない。誰が誰だかわからないし。

先日、この春いちばんのイベント「養老会」が開催された。仕込み、大変でした。なんとかこなしましたが(と思う)。

そのひとこま。

ことしは全国どこも1週間以上春が早い。

ボヤボヤしていられない。でも、自然は待ってくれない。例年、4月中下旬に満開となる桜がもう7分咲きだ。

焦る。下は昨日の写真。真田の畑周辺もあちこちで桜が咲いている。追いつかないよ。でも、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ。困る。

新しい命のサイクル

3〜4日前より水が上がってきた。この2週間ほどはずいぶん暖かいので、昨年より1週間早い。

厳しい冬を越すために根元近くに養分をためこみ、陽射しが強まり地温の上がる頃を計るように、その養分水を少しずつ冬芽に送りこむのだ。これからはだんだん芽も膨らんでくる。

剪定した切り口から水が出てくる様子。

毎年これを見つけるとワクワクする。

「自分のこどもができた!」と知った瞬間の喜びに似ている。

新しい命。大事に育てるよ。

春待ち準備完了

昨日で剪定が終わりました。もうちょっと早く終わるかな?と思っていたけれど、やはりそう簡単にはいかない。

剪定も4シーズン目。コツもつかんできたしイメージも明確になってきた。とはいえ、1年の成否を左右する大事な作業でもある。そうホイホイと進めるわけにもいかず、つい慎重になってしまう。

ともあれ、熟練とまではいかずとも、実践を重ねそれなりの経験と知識は得てきた。樹形が昨年までとは比べものにならないほど良くなってきたのは明らか。

次は芽かき作業だ。春を迎える準備は整いました。

そうそう、既にオオイヌノフグリが咲き始めている。この小さな花を見つけると「春近し」を実感する。

2018年の畑はじめ

本日6日より剪定作業のスタート。2018年栽培シーズンの始まりです。

昨年の剪定でだいぶコツをつかんだし、栽培方針も含めた明確なイメージができてきたので、これまでのように悩む時間が少しは短くなるだろうか?

とはいえ、芽かきとともに1年のうちでも最重要な作業だから1本1本丁寧に立ち向かわねばならない。

いちばん寒さが厳しい2月まで続くこの作業、なるべく早めに、そしてイメージ通りに進めたいものです。

シーズン終了。冬休みへ。

今日、ようやく「藁巻き」が終わった。

予想以上に時間がかかったなぁ。この春に新しく植えた苗も含めると全部で1,450本あまりと、昨シーズンより約38%増えたので当然だが、なにせ1本1本の根元まわりをギュッと縛りつける手作業を繰り返していたせいか、ここ2〜3日は少し腱鞘炎気味になってしまった。

ともあれ、この地域の厳しい冬を乗り越えてもらわなければならない。来春にしっかりと健康な芽をだしてもらわなければならない。

1本ずつ丁寧に、愛情こめて巻きました。

長かったような短かったような栽培シーズン。ぶどうもしばらくお休み。こちらもしっかりと心身を休ませリフレッシュできる冬休みを迎えます(もう剪定のことが頭の中をチラついているが…)。

来年が、良い年になりますように。天に祈ります。

文明の力を借りて。

今年もよく雨が降る。真夏にしては日照も多く無いが、関東地域の日照不足ほど深刻ではない。とはいえ、雨が多いと雑草がよく伸びるので草刈りの頻度が上がる。

今年から乗用の草刈り機を導入。体力が低下気味だったので入れておいて良かった。ものすごく楽。そして、ぶどう畑に似合うのだ。