今年の冬は要注意。

先週から朝の最低気温が連日氷点下になってきた。全国的にも相当冷え込んでいるようですね。昨日の上田市の最低気温は-2.5℃。そこから換算すると、私の住む標高800mの山間はおそらく-5℃程度だったと思う。なかなか厳しい。

今年は体調を崩すことが多い。経年劣化は明らか。昼夜の寒暖差10℃以上が普通のこの地は、代謝能力や血流が低下している者には体調管理が難しい。まだ寒い地域の体質にはなりきれていない身体には、今年の冬は要注意かもしれない。

とはいえ、寒い朝は空気が澄んで視界も良好。今日未明には初雪がありその後は快晴。美しい朝焼けが家の前に広がって、冬らしい天候となりました。

天国へ捧げる、豊作のご報告。

10月11日、12日の両日、メルロの収穫を行った。栽培を初めて4年目。昨年に続き2度目の収穫となった。

当初は14・15日の土日に行いたかったのだが、ぶどうの熟し具合がベストだったこと、週末が雨なのは間違いなかったこと、等の理由から急遽変更した。

私の場合、パートナーも家族もいないため、収穫の際の人手確保はとても重要な課題。そのため、なんとか週末に収穫をぶつけて手伝っていただける方を集めたいと思っていたが、あいにく平日の開催となってしまった。

にもかかわらず、なんと、仕事を休んでまで駆けつけてくれた方々が!!

感謝感激。

少数精鋭で2日間、日没ギリギリまで頑張って頂き、なんとか全量を収穫することができました。

8月まで胃が痛くなるような天候だったものの、9月以降に晴天が多くなりなんとか持ち直したぶどうは思いのほか良い状態で収穫まで持ちこたえた。綺麗な房を見るとなんだか嬉しくてひとりでニヤニヤしてしまう。

最終的な収量は995kg。今年の最低目標800kg(病害虫が多く発生した9月初旬に下方修正した数字)を上回ることができました!

13日に醸造所(詳しくは後日)で仕込みをお手伝い。

昨日からは発酵も始まっています。

醸造家の方からも「ぶどうの状態は良好」とお墨付きをいただいている。

いいぶどうができたよ!と叫びたい気分だ。

2017年の栽培シーズン、どうやら最後に来て女神が微笑んでくれたのかも知れない。天国に向かって感謝の気持ちを捧げる毎日です。

改めて、良質のぶどうを目指す。

いよいよ2017年の栽培シーズンも終盤。本日、念願の白ワイン品種を収穫しました。平日にもかかわらず5名の収穫ボランティアを得、また天候にも恵まれて、久しぶりに楽しい畑仕事となりました。

昨年は8月下旬〜9月いっぱいの長雨で全滅したシャルドネ。今年も7月下旬〜8月中の降雨による病気の多発と害虫の発生により、せっかく実ったぶどうの房が減っていく頃は鬱になりそうな精神状態だったけど、このところの安定した天候のおかげで、何とか今日の収穫までこぎ着けることができた。

まずはホッとした。もちろん、次のメルロまで気が抜けないけど、ようやくここまで来ることができたこと自体が嬉しい。

もっともっと、良いぶどうが出来るよう、努力は続けていく。ずっと。絶対。

毎日緊張。

9月になると、やはり緊張感が異なる。作業そのものは真夏に比べ肉体的な負担が徐々に減ってくるものの、2回目の収穫へ向けての準備が本格化してきているので、精神的な部分では気の抜けない毎日が続いている。

そのいちばんの要因は天候。「どうにもならない相手」なので考えていても仕方がないのだが、やはりそこはまだ経験不足であり、また去年の苦い思いがトラウマとなっているので、気持ち悪い緊張感が胸の中を彷徨ったままだ。

そんな精神状態を抱えながらも粛々と準備を進めなければいけない。そのひとつが「獣除け」。熟してきたら食べ頃、と言わんばかりに出没する彼ら。天候の影響で遅めとなっている今シーズンだが少しずつやってきている。しっかり丁寧にやりました。畑をぐるりと囲む電気柵。頼むよ。

家の周囲では秋の色が濃くなってきました。

夕陽に願う。ここからのお天道様にエールを。

昨日の早朝、目が覚めたらザーザー降り。音がするぐらい。

またしても。これで8月に雨が降った日が15回目となる。去年も26日過ぎから9月いっぱいまで雨降りだらけ。「はぁ〜」。出るのはため息ばかり。

すっかり気が重くなった一日のスタートだったものの、有難いことに昼前には雨もあがり、午後からは晴れてきた。まさに一喜一憂。

さぁどうか。カラッとしてきた。

昼夜の寒暖差が出て乾燥してこその東信州の風土。これからに期待しよう。頑張れ、お天道様。

夕方。湿度の高い今年の夏にはほとんど見ることができなかった鮮やかな夕景が広がった。

文明の力を借りて。

今年もよく雨が降る。真夏にしては日照も多く無いが、関東地域の日照不足ほど深刻ではない。とはいえ、雨が多いと雑草がよく伸びるので草刈りの頻度が上がる。

今年から乗用の草刈り機を導入。体力が低下気味だったので入れておいて良かった。ものすごく楽。そして、ぶどう畑に似合うのだ。

勝負の終盤戦。

おととい11日、メルロのヴェレーゾンを確認。白ワイン品種は透明感が出てきて、赤ワイン品種の果粒が色づき始める頃。

毎年、これを見る度に幸せな気分になれる一番好きなビジュアルだ。

相変わらず日中は真夏の暑さが続いているものの、ここ1週間ほどで夕方〜夜半の気温が下がり始めた。いよいよ成熟が進む頃。

ただ、去年はお盆を境に降雨が増え日照が減って、悪夢のような9月へと進んだ。今年も7月中旬過ぎから降雨が多く徐々に病気が出てきている。それを考えると、ここからの日照量が品質を大きく左右する。しかも殺虫系の農薬は使っていないから既にたくさんの虫に喰われているので、もし昨秋のような天候になったら、またしても収穫量が激減する。

これからの終盤戦が本当の勝負所だ。

いろいろ劣化が始まっている。神頼みの出番かも。

なんだかバタバタし通しで、時々いったい何をやっているのか分からなくなっている。「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と気持ちばかりが先行し、身体と手先とココロがスムーズに動かない。ここにきて色々な事に手を出しすぎているのを実感している。何せ、名目上は4つの仕事を同時進行させているのだから(実入りはどれも低いが)。

以前であればパパッと決められていた優先順位がうまくできない。頭の中の交通整理がへたくそになっている。

「劣化」。ん〜、そろそろ認めなければいけないな。

2〜3年前までは病院に行くどころか風邪をひくこともほとんど無かったのに、昨年あたりから医者にかかることが増えてきた。今年の1月には人生初インフルエンザにかかったし。「血圧」「血糖値」「食生活」を気にしなければいけない状況だし。体力と健康だけが自慢だったけど、こうなると逆に不安になるのものですね。

「まいったなぁ」と感じているとき、偶然目にした「生年による厄年表」にびっくり。そうか、今年は本厄だったのか!?と。

そーいえば思い当たる節が多い。地道にやっていはいるが近頃は思い通りにいかないことも多い。ふむふむ。普段はひとつひとつ課題をあぶり出して頭を整理して自分なりに納得させればスッキリするケースが多いが、これが上手くいかないときにはやっぱり「神頼み」しかない。日本人だもの。

ということで早速「厄除け」に行くことにしたが、我が尊崇社の「寒川神社」は神奈川県にあり遠くて行っているヒマが無い。そこで上田市民がこぞって訪れる「生島足島(いくしまたるしま)神社」へ行くことにした。鎌倉期以前より崇敬を集める古社で、こぢんまりしていながら中々趣がある。

平日の午前中に行ったせいか、中途半端な時期のせいか、厄除けをやる人はいるわけがなく本殿内にて一人だけ執り行っていただいた。なんだか有難い。

老化・劣化は避けられないので受け入れましょう。せめて大きな病気や怪我のないよう、そして今年の収穫が無事できますよう、親類縁者、近しい人が元気で過ごせますよう、少々欲張りながら、しっかり祈ってきました。

結果はともかく、神頼みをするとなぜか落ち着く。

真田メルロ2016完売

7月12日、お陰様をもちまして、VARTのファーストヴィンテージ「真田メルロ2016」が完売となりました!

ご購入いただいた皆様へ、改めて御礼申し上げます。

今年は生産量が少なくて多くの方々にお届けすることができず、また本数をご所望いただきながらお一人様への販売量を制限させていただきましたこと、ここにお詫び申し上げます。

今は7月中旬。5月31日の降雹(ひょう)による影響が少しあるものの、いまのことろ葡萄は健康な状態。あと2ヶ月半〜3ヶ月あまりの間に何が起こるか予想もつきませんが、とにかくコツコツとできることをやるだけ。実りの秋へ向かって。

次は白ワインも加わる。気を引き締めていきましょう。暑さに負けないよ!

今年も国立!

小学校の頃から50歳を過ぎてもずっとサッカーをやっていた。だから昔も今も「国立」は憧れの場所だ。残念ながら“国立競技場”のピッチに断つことは叶わなかったけど、思いがけず違うフィールドで立つことができた。

東京・六本木の国立新美術館。

5月に「第113回 太平洋展」、そして今開催中の「第73回 現展」(6月12日まで)。いずれも昨年に続き入選させていただいた。

◇第113回 太平洋展

◇第73回 現展

相変わらず「もっと大きいサイズで描け」と言われます。確かに広い会場では小さいですね。個人的には「大きい方が印象が強くなる、目立つ」というのはどうもイヤだな。違うんじゃないかな、と思ったりする。本当はもっと小さいサイズで描きたいんだけど。

まぁ、気が向いたら。

それにしてもこのひとだかり。

そんなに私の絵が見たいのか?という最下級のジョークはさておき、先月の「草間彌生展」に続き、私が訪れた時は「ミュシャ展」が開催中でした。すごい集客力ですね。

広告やプロモーション畑で仕事をしてきたせいでしょうか、どうも昨今、メディアを核に多数の媒体で集中攻撃をされると、簡単に“乗ってしまう”方々が多すぎやしませんか?と感じてしまう。

つまるところ、潤沢な資金をもった大組織の戦略に、大衆が散財してしまう。あげく、富の格差がまた広がる。勝者は敗者に還元しない。集金ターゲットして利用するだけだ。

おっと、つい脱線して愚痴が出てしまった。「ブーム」を目の当たりにするとついつい醒めた思考が頭を出してくる。

そろそろ次の作品づくりを始めよう。