ワインショップ、らしい?

先週はお客様の来店があった。うれしい。

VARTのワインショップは、どう贔屓目に見てもお店らしくない古い農家の一軒家だけど、いちおう「ショップ」と銘打っているので少しずつ手を加えている(本当はもっと以前からやるつもりだったのだが…)。

今日はウチへのアプローチとなるT字路の入口に案内看板を立てた。

ナビで近くまで来てから迷う方が多いので、少しは分かりやすくなるかも。

昨日、たまたま古いイーゼルを貰った。

ひらめいた。

あやふやな記憶をたよりに納屋の中を物色。

あった。作物の出荷をメモる黒板。農家によくあるやつ。

チョークで「OPEN」。

“エントランス”のサインができあがり。

ほんの少しだけショップっぽくなったかな?

久しぶりの洋食

少し自粛がゆるくなって、飲食店も徐々に開きはじめている。やはり外食はいいもの。

我が岩清水のフレンチ&カフェ「ラ・ロッシュ」も6月から週末オープンです。

土曜日のランチ、久しぶりに行きました。やはり外食でのパスタは格別です。

スルメイカのパスタ。イカのワタを使ったトマトソースはさっぱりしているのに濃厚で、トッピングのチーズと合わせるとこれがまた絶品。

ラ・ロッシュもまだ完全オープンというわけではなく、当面は事前予約のみで営業するそう。ただ、この週末も連日お客さんは来ていたので、正直「良かった」という安心感がある。頑張れ、飲食店。

村中の新しい畑での休憩中に、何気なく見上げた風景は美しかった。改めて良い村だなぁ、と。日本の小さな村・岩清水、これからもっと素敵になると思う。

早くも息切れ?

昨日、2019の白ワインとシードルをリリースしたけど、それに向けての準備がいろいろあるので、ここ10日間ほどは忙しかった。

大変ですね、小売というビジネスは。

長年、身体を張って(?)死ぬほど仕事をしてきたけど、基本はB to B。つまり企業を相手にする仕事。世間にほとんど顔を見せない、いわば裏方。これがまた、性に合っていた。

「人の宣伝、プロモーション」は割と得意だけど、自分のこととなると案外わからないもので、なかなか難しい。

それに、「あれをやった方が良い、これもオモシロイ」とか、アイデアだけは絶えず出てくるので、これまでは「他の人がやる仕事」だから気軽に提案できたようなもので、これも、いざ自分のこととなると、その大変さが身にしみる。

とはいえ、いまやワインを販売しないと。いわばこれが本業。

でも本分は栽培。自然は待ってくれない。

元気なシャルドネは早くもワイヤーのいちばん上に手を伸ばし掛けている。息切れしている場合じゃぁないのだ。

2019の白とシードル発売日

本日、5日は大安吉日。

真田殿城ブラン2019のリリースです。

去年は、夏の猛暑続き、局地的な豪雨と台風、晩夏の害虫被害など、数々のピンチに見舞われた年となりましたが、9月だけは天候が比較的安定していたこともあり、白ワイン品種としては過去最高の収量を得ることが出来ました。

懐かしい、去年の収穫!

最初はちょっとおとなしめ。開栓後の変化がおもしろい。常温に近くなるとタンニンが感じられ、厚みが益す。個性ありです。

もうひとつ。

シードル、造りました!

VARTのぶどう畑の地主さんにご縁をいただき、真田町で25年以上もリンゴ栽培を行っている大松農園さんのリンゴを使った、正真正銘100%真田産のシードルです。
大松農園さんは、化学農薬を使わず、手間のかかる草生栽培を早くに始めており、標高700〜800mに点在する畑で育てたリンゴはどれも蜜がたっぷり。毎年、常連さんが遠方から買いに来るほどの人気ぶりです。
ちなみに、大松農園さんは以前、NHKのブラタモリに登場していました(笑)。

醸造は今やシードル造りの第一人者・竹村剛氏(現在はVinVie)に委託しています。

ご興味ありましたらメールやファックス、電話、SNSなどでご連絡ください。オンラインショップからもご注文いただけます。

芽かきと草刈りばかり

個体ごと、品種ごとに大きな差はあるが、すべての樹で芽が出揃った感じだ。

ウチのなかでは樹齢がある真田ヴィンヤードのメルロは若木と比べるとかなり遅いけれど、それでもほぼ出揃った。

真田のメルロ(昨日)

毎年、全ての樹の計5〜10本ほどは芽を出さないで枯れてしまうのだけれども、今年も同様のケースが見られる。

相対的には、今のところ普通かと思われる(順調という言葉は使いたくない)。

このところ毎日草刈りと芽かきばかりで飽きてきた。ちょっと疲れも溜まっている。

自粛疲れはないけれど、さすがに家と畑と買い物だけの日々は単調でつまらない。

ずっと閉まっていた日帰り温泉も営業を再開しはじめた。

そろそろリフレッシュが必要かも。

新梢は出始めると早いので焦る

先週までのカラカラ天気が一転、このところ雨模様が多い。

そのため、徐々に出ていた新芽がここ数日でぐんぐん伸び始めている。

いちばん早く進んでいるのは家の前のシャルドネ。特に勢いのある新梢は早くも2番ワイヤーを越え始めた。誘引作業も視野に入れ始める必要がある。

品種ごと、個体ごとの差は大きいけど、順次、芽かきも本格的に進めなきゃ。

白ワイン「真田殿城ブラン2019」のリリース準備も始まった。

やることいっぱいのときに、ぐんぐん生長していくと、嬉しいやら焦るやら。

頑張りましょう。

殿城の次は真田

昨日で殿城ヴィンヤーズの新しい畑の準備はひととおり済んだ。

整地、整地、苗植え、整地、育苗。

予定よりだいぶ手間取ったが、来年のための苗も用意できたし、これでひと安心。

シャルドネの育苗

さて、次は真田ヴィンヤーズだ。

真田殿城ブラン2019のリリース準備もそろそろ始めなきゃ。

ひと段落

苗植え終了。なんとか体力もった〜〜〜!

昨日、家の近くの新しい畑でメルロを定植。「cafeあんこ坂」さんの目の前にある陽あたり抜群の畑。強粘土で硬いけど、土の管理をしっかりやっていけばこれまでの経験からメルロは良いものが出来ると思う。

1〜2月の驚異的な暖かさから、今シーズンは生長がかなり早く進む可能性があると思っていたけど、3月中旬から4月上旬の寒さがあって、結局すこし早めという程度だ。

この先も補植や挿し木、育苗など作業はいっぱいあるけど、何はともあれひと段落。

芽もふくらみ始めた。

草刈りも進めなきゃ。

農繁期本番。

コロナは心配だけど、きれいな空気の中で体力使う農業って、免疫力を上げるのにいいと思う。ストレスも溜まらない。それに、農村って人と接する機会が少ないし。

出口が見えない現状。外出自粛で平常心を保つのが難しい今。それぞれが、それぞれの場所で、それぞれの思いを抱えに苦心していると思う。

医療はもとより感染防止に携わる仕事の方々の奮闘には頭が下がるばかりだ。

いまは自分に出来ることを淡々とやる。

今日は、休養が仕事だ。

農家も困った。

おとといからリースリングの苗植えを始めた。

続いてシャルドネ、メルロを定植。続いて補植を合わせると、今年の苗植えは800本近くなる予定だ。

ぜんぶ去年から計画・準備をしていたものだが、苗植えは「ボランティアさん」を想定(期待?)していた。

それがいま、コロナ禍。

誰にも声を掛けられない。一人でぜんぶやらなきゃ。早くも全身筋肉痛。

今回の新しい畑は集落の真ん中なので、「村おこし」のためにも地域の皆さんに参加していただいて、盛り上げていこうかなぁ、などと密かに計画をしていたが、それらも「おじゃん」だ。

こんな小さな、一人でやっている農家にも影響がある。

外国人労働者に頼らざるを得ない高原野菜の農家さん。量産化にシフトしている農家さん。かなり深刻だろう。後継者不足という現実も迫っている。

農家もコロナ禍で疲弊する。