今年も変だ

今日は2020年2月2日ですね。コードっぽく略すと20200202となり、0と2ばかりでなんだか変。これに時間を加えると、深夜の2時2分2秒は20200202020202となる。2020年は二度と来ない。ふと愚にも付かないことが気になる。

剪定作業も5分の3ぐらいは進んでいる。

ほぼ例年通りのペースなので2月中旬過ぎには終わるだろう。

それにしても、もはや例年通りという感覚でいると危ないかもしれない。暖冬傾向が顕著で「この先どうなるのか?」と不安になる。

1月の最低気温の平均が平年より4.9℃も高かった。平年より低い日はゼロ。

身体は楽だ。

でも、青い草が比較的多く残っているのはおかしい。樹はしっかり眠っているのか?芽吹きのタイミング、遅霜のタイミングが気になる。春過ぎから初夏にとんでもない雹が降るのでは?などなど、心配事は尽きない。

天候だけはどうにもならない。ヒトが加速させている温暖化はもう直接的に生物に影響を及ぼし始めている。

連休

一昨日の夜半に初雪が降った。昨年より11日遅い。水分を含んだ重たい雪で、凍って不自由することはなかった。

昨日の朝、家の前から。

昨日・今日は骨休めだ。特に今日は寒くとても畑仕事をやる気にはならない。

まずは温泉療養。お気に入りの十福の湯でまったり。

前後するが、雪が降り始めた一昨日の夜からリフレッシュのスイッチを入れた。

11月からスタートした陶芸ワークショップの作品が出来上がり、そのお披露目パーティだったのだ。

作品はこんな感じ。初めてにしては上出来かな。

世界にひとつのワインクーラー
皆さんの力作が勢揃い。

この日の会場となった東御ワインチャペルでは、美味しい料理&とっておきのワインを堪能。

美しい。
好み。

さて、今日いっぱいは休んで明日からまた藁巻き作業を続けましょう。

VARTのワイン取扱店のご案内

まぁ、これは業務連絡になるなのかな?

時々聞かれるのでこのブログでもご案内しておきます。

そもそも生産量が少ないので仕方が無いのですが、ご購入いただけるお店が少ないのです。また、できるだけリアルで交流のある、顔の見える繋がりで広がることを希望しているので、自ずとお取り扱いいただけるお店が少なくなってしまいます。何卒ご理解くださいませ。

【内山酒店】〒389-0516 長野県東御市田中705-1

しなの鉄道・田中駅から徒歩7〜8分ぐらいにあるスーパー「デリシア」内の一画にある酒販店です。店頭のみでの販売となります。地元・東御市の各ワイナリーに精通していて、私が移住してくる前からワインのこと色々教えていただいています。長い付き合いになりました。

【地酒屋 宮島】〒386-2201 長野県上田市真田町長5913-1

上田市街から菅平に向かう国道144号線沿いにあります。地酒へのこだわりがすごい。そして店主はもの凄い真田愛に溢れています。おかげでVARTの真田産のワインをイチ推しで販売していただいています。

【萬屋酒店】〒389-1305 長野県上水内郡信濃町柏原2711-23

北しなの線の黒姫駅からすぐの場所にある立派なお店。リカーショップとしての品揃えが凄い。貴重なワインもたくさん。秋になると色々なワイナリーや畑の収穫に出没しています。ワインのことも色々教えてくれます。

【グルグル】〒604-8844 京都市中京区壬生檜町22-1

ワインのバイヤーとして長い経験を持つ店主が、京町屋を改装して開業した小さなワインショップ。日本ワインを応援してくれています。店主のセレクトは多様な国々に及びバラエティに富んでいて魅力的。こんなお店に取り扱っていただき光栄です。女性店主の京都弁、心地良いです。

【地酒専門店 酒商 中島屋】〒390-1520 長野県松本市安曇706-1

つい先日お話しをする機会があり、新たに取り扱っていただくことになりました。長野県の観光メッカ・上高地への入口となる梓川と国道158号線沿いにあります。内山酒店様からも後押しいただき力強いパートナーとなりそうです。

以上です。銀座NAGANOさんは最近注文が無いのでたぶん店頭には並ばないのでは?

あとは、VARTのホームページからご連絡をいただければ嬉しいです。

では、よろしくお願い申し上げます。

以上、業務連絡でした。

真田メルロ2018リリースのお知らせ

上田市真田町産のメルロ100%です。2018年は春先から暖かい日が多く、入梅後もカラ梅雨気味。夏の記録的な猛暑も相まって、生育が各ステージで早く進み、収穫時期も異例の早さに。
また、全てが南斜面の畑で育つメルロはこの間にたっぷりと日照を浴び、糖度・色づき共に良好で、収穫が早くなりながらもよく成熟した年となりました。
醸造は東御市のcave hatano。樽とタンクで各々12ヶ月熟成させ2019年10月10日に瓶詰め。深みを湛えた色調と力強いタンニンが特長で、さらなる長期熟成が楽しめる逸品となりました。

詳細はホームページでご確認ください。https://www.vart-jpn.com/index.html

心配と安堵と疲労と

台風19号、関東に上陸するようだ。故郷の藤沢が心配。横浜は大丈夫か。東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城。それぞれに友人知人がいる。見守るしかない。引きこもろう。

台風への備えでスケジュールが大幅に変わった。

結果、大正解。

9・10日に行ったメルローの収穫。少数ながら強力なサポートをいただき何とか終えることができた。病気の多い収穫で大変だったけど、皆さんの温かい気持ちが感じられた2日間でした。

前年比約30%の収量減。目標には遠く及ばなかったけど「安堵」という言葉が素直に出てくる。

もし台風後に収穫をしていたら、病気は更に広がり大打撃を受けた可能性がある。その意味でも、このタイミングで収穫できたのは大きい。「収穫をいつ行うか。」改めてその判断の難しさ、決断力の大切さを思い知った。

いつもは全体のマネージングをしながら要所で収穫したり、ボランティアの方々に声をかけたり、という感じなんだけど、今回は自身が必死に作業しなければ追いつかなかった。また傾斜のある畑を急ぎ足で動き回るから、もうヘトヘト。※収穫中の写真はゼロ。撮る余裕がぜんぜん無かった。

15kg以上あるコンテナを何個も持って動くとハァハァ、ゼイゼイ、フラフラ。このときばかりは年齢を感じてしまった。今朝もまだ全身筋肉痛だ。

台風は心配。でも今回ばかりは、激しい雨音をBGMに一日じゅう温和しく家で静養します。

ソワソワドキドキ

また始まった。落ち着かない日々。

犯人は天気。

土曜日までは順調だったのに、昨日から急に雨予報が増えてきた。

台風19号も発生し日本列島を窺っている。すごく強烈なようだ。

11日〜14日のどこかで収穫する予定なのに。本命は12日・13日だが、ここが危ない???

という気持ちと、信州の東側は台風が来ることがホント希、という確信。「降る降る詐欺」という印象もあったり。

とはいえ、万一来たら大変だ、とフラフラ。ず〜と気持ちが落ち着かない。

昨日はcave hatanoさんで果汁分析をしてもらった。いい感じ。決まった。やはり収穫は12日・13日がいい。

自称、晴れ男。やります。

糖度は充分。熟し具合もいい。

収穫、まず白。

23日(月・祝)、台風の影響で強い風が吹き続けていたけれど雨も午前中に時折パラパラと降っただけで予定通り収穫できた。ぐらぐら悩み続けていたけれど決行して正解。真田と殿城の2つのヴィンヤードでシャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブランの3品種、約630kgを穫り終えました。

真田ヴィンヤードでリースリング収穫の様子。

この日に集まっていただいたのは総勢17名。ホント感謝の言葉しかありません。ボランティアだもの。

できる限りのおもてなしをしたいし、参加者の労力を軽くしておきたいものの、どこまで出来るのか不安だったけど、前日から友人3名の強力な援軍が来てくれたので何とか乗り切れた。

せめてものお楽しみをとご用意したのがお弁当。ご参加いただいた方にはワンコイン500円だけご負担いただきましたが、我が村にこの夏オープンしたフレンチカフェ「ラ・ロッシュ」特製ランチボックスを畑で!という企画。

カボチャとセージのキッシュ、ポテトサラダ、鶏むね肉の低温調理&パプリカとクスクスの甘酢マリネ、ガスパチョのジュレ&佐久ボスケソさんチーズ、そうめん南瓜のサラダアンチョビ風味、キノコのバジルマリネ(これ最高!)、美ヶ原産鹿もも肉のロティ、信州みゆきポークの生ハムとピクルス、ガトーショコラクリュという豪華9品の美しいパッキング。そして左手には信州太郎ポークのパテサンド(ボリューミーで絶品!)。シェフ手作りグルメが満載でした。

そうそう、地元のカフェ先輩「あんこ坂」さんの自家焙煎珈琲も主人自ら全員分ご持参いただき、こちらもまた絶品でした。珈琲好きにはたまりません。

ぶどう畑でフレンチのお弁当、幸せです。たぶん楽しんでいただけたと思います。

※アルコール類は一切ご用意していません。当然。でも楽しかった。

さて次はメルロ−。10月の中旬あたりか?今日からまたしっかりやりましょう。

収穫日決定

もう何度見てもきりがない。週間天気予報。特に9月は変わりやすく、週間予報ほどアテにならないものはない。

とはいえ、ワイナリーは無く、ネームバリューも無いウチの場合、人手が必要な収穫へボランティアさんに来ていただくためにも日程調整は大切な仕事だ。

9月23日(月・祝)に白品種(シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン)の収穫を行います。

9:00頃から日没まで。ご連絡をいただいた方には詳細をお知らせします。

※動きやすく汚れても大丈夫な服装。少雨の場合あり、雨具要。

※畑は真田町および殿城(岩清水)の2ヵ所となります。

収穫ボランティアに参加をご希望の方はご連絡ください(20日午前中まで)。

メール: info@vart-jpn.com

メッセンジャーも可:長谷川真次で検索

※初めての方は連絡先を明記してください。

感覚人間の果汁分析

生来、もう長いこと感覚で生きてきた。冷静に考えると、よく今まで大過なく生きて来れたなぁと思うことがある。

もちろん、必要に応じて(というか切羽詰まって)思考し、リサーチし、粘って、決断し、最後は根性で切り抜けてきた。よくまぁ30年以上も会社経営ができたもんだ、と、ちょっと感心する。

そんな自分が移住してまで身を投じた世界「農業」「ワイン」は、思い切り理数系の仕事だった、という皮肉。常に数値と向き合う必要がある。

中でも極めて難しいのが収穫適期の判断。

醸造もそうだが、分析ありき、かつ、感性が求められる。当然経験値も。

これは難しい。

感性は得意分野だ。ただ、経験値が浅い。たった7年じゃひよっこだ。なので、勢い分析値に頼らざるを得ない。

糖度、酸度、pH。その推移。数値とは別に食味による判断。天候の予測。品種特性。病害虫の状態。目指すべきワインのスタイル。収量(経営判断)。

おそらくその全てが合わさるあたりが「経験値」ということなのだろう。

ワインの品質にかかわる収穫適期。難儀だ。

今のところ、白品種の収穫は22日〜26日あたり。まだ決められない。