マルチタスク

「三歩進むと忘れる。」

今朝は、歯を磨きに洗面所へ行ったら、洗濯しようと思って以前から放置していたニット帽が目につき、つい手もみ洗いを始めてしまい「年明けの畑仕事では綺麗な帽子で作業ができるな」などと思いながら立ち上がると、もう歯磨きのことなんてすっかり忘れている。

若い頃からの性質(タチ)であり、また老化とともに進行しているようだ。ある目的のために行動し始めるのに、他のことが気になるとつい異なることを始めてしまう。ハッとして本来の目的に戻り懸命に遅れを取り戻そうとする。

結果、忙しい。それなのに、なかなか事がうまく運ばない。どうやら一生このままで行きそうだ。スケジュールや段取はちゃんと立てるんだ。それなのに、前述のような行動をしてしまうので、どうも上手く行かない。

頭の中にはいつも複数のことが乱雑に散らばっている。すごく多いかもしれない。にもかかわらず、実際に動かせるのはせいぜい1つか2つ。無理して3つ以上をこなそうとすると混乱して、結果的に全体の質というか精度が落ちるのが目に見えている。

イマドキのIoTのようなマルチタスクは無理なようだ、自分には。

年末も押し迫って今日は大晦日。昨日までに掃除はほぼほぼ終わった。かなり手抜きだ。「あれもこれも」と例によってイメージだけはあるのだが、マルチタスクが苦手が自分には「出来る範囲」と言い訳をしながら、ところどころ妥協して作業終了。

神棚は掃除したし、お飾りもバッチリだ。障子も貼り替えたぞ。上出来だ。

明日から2020年。年々体力は落ちていくけど、とにかく行けるところまで突っ走りましょう。

縁側も綺麗になった。