VART

農家として

バート・ジャパンは、ワイン用ぶどうを栽培し、委託により醸造したワインを自宅兼用のショップで販売している個人事業です。農家としての意識を強く持っています。
生産量はひとりで栽培・運営できる範囲にとどまり、販売も個人的な繋がりのある酒販店さん、飲食店、友人知人に限られています。ただ、新型コロナウイルス後への対応としてオンラインショップも新たに設けています。
ブランド名のVART(バート)は、ワイン=Vin(仏)のVと、芸術=Artを組み合わせた造語です。

栽培について

出来る限り少ない有機農薬のみで栽培するよう心掛けていますが、いわゆる“自然派”の信奉者ではありません。あえて表現するなら「自然体」でしょうか。天候不順等により病害が圃場全体に広がり全滅するリスクが生じた場合は殺菌剤を施します。カワイイ子ども達を医者にも診せずに死にゆく様を眺めていることはできません。厳しい状況でも生き残りに必死な健全果たちを守るためです。ただし、殺虫剤は使いません。除草剤はもってのほか。不耕起、無施肥を基本としています。
(1)陽あたり:すべての畑は南向きで開けており、東西も含めたっぷりの日差しが得られている。 (2)水はけ:畑はすべて粘土質土壌だが、傾斜と高畝を利用するなど、様々に改善を図っている。 (3)草生栽培:草をいっぱい生やし土壌動物・微生物を豊かにしている。緑肥としても活用。 (4)害虫対策:殺虫剤は使わない。蝕害を受けるが、虫はひとつひとつ手で取り除く。 (5)管理:樹の健康状態、陽あたり、温度と湿度、圃場の状態など日々の観察を重視。

ワインについて

「可能な限り厚みを与える」「ぶどう本来のポテンシャルを活かす」を基本スタンスとし、醸造家とオープンに意見交換しながら造っています。
個人的には、シンプルに誰もが「美味しく楽しめる」ワインが好きなので、今は培養酵母で発酵させ、最小限の酸化防止剤も使っています。年々葡萄に力が出てきているため、天然酵母での発酵も視野に入れています。いずれにしろ、栽培にしっかりと手を掛けた健全な原料から良質のワインができると考えています。
酒販免許は2017年に取得。現在販売しているワインの生産量は1,500〜1,800本にとどまる。 エチケットの絵はすべて自身の作品です。

画家として

あゆみ

1957年、神奈川県藤沢市で酪農業を営む農家に生まれる。
多くの子ども達と同じように描くことは小さい頃から日常の遊びだったが、小学校からサッカーにのめり込み、その後中学〜高校〜大学〜社会人と30歳まで続けてしまった。ちなみに、40代後半から信州に移住する直前の55歳までもシニアチームでサッカーを続けていた。
大学も経済学部で、美術・芸術の教育を受けることはなかったものの70年代後半〜80年代初めの広告業界に刺激を受け、22歳の時に突如イラストレータを目指して独学でイラストを描き始める。
東京の小さなデザイン会社に潜り込みグラフィックデザイナーとして社会人キャリアをスタート。31歳の時に独立しデザイン会社を起業した(2018年の創業30周年を節目として法人解散)。
会社勤めのグラフィックデザイナーとして働きながらもイラストレーターを目指す活動は続けていたが、結婚し子どもが生まれたのを機に夢は諦める。
40代で離婚し、3人の子ども達も大きくなっていたので、残りの人生を好きな事にフォーカスしようと模索している最中にワイン用ぶどう栽培という農業があることに気づく。
全く縁もゆかりもない世界だったのであまりにも無謀なチャレンジかと悩んでいたが、2011年の東日本大震災で人生観が一変。残りの時間を悔いなく生きることに駆り立てられ、その勢いのまま長野県東御市のワイナリーを訪問。この頃から行動が加速した。
2013年に約25年住んだ横浜市を離れ長野県上田市に移住。自分の時間を多くとれるようになったのを機に約25年ぶりに本格的に絵を描き始める。この頃に独自の活動を続ける美術家・宗田光一氏と出会い、画家になること、作品発表することを強く進められ、2015年に初の個展を開く。これを機にプロの作家となることを決意。以降、精力的に作品制作・発表を続けている。

画歴

【個展】
2015年(東京銀座)、2017年(長野県軽井沢町)、2018年(東京銀座)、2019年(長野県東御市、上田市)、2020年:中止(東京銀座)、2021年(長野県東御市※予定)
【公募展、美術団体展、グループ展ほか】
2016年:国立新美術館(東京)、ホクト文化ホール(長野市)、松本市美術館(松本市)、ギャルリー志門(東京銀座)、もんぜんぷら座(長野市)、上田市立美術館(上田市)
2017年:ギャルリー志門(東京銀座)、国立新美術館(東京)、ホクト文化ホール(長野市)、松本市美術館(松本市)、もんぜんぷら座(長野市)、上田市立美術館(上田市)、ギャラリーアート泉の里(軽井沢)
2018年:ギャルリー志門(東京銀座)、国立新美術館(東京)、82ギャラリー(長野市)、Gallery Q(東京銀座)、松本市美術館(松本市)、もんぜんぷら座(長野市)、上田市立美術館(上田市)、ギャラリーアート泉の里(長軽井沢)
2019年:ギャルリー志門(東京銀座)、佐久市立近代美術館(長野県佐久市)、ギャルリー志門(東京銀座)、国立新美術館(東京六本木)、ギャラリー82(長野市)、ギャラリーアート泉の里(軽井沢)
2020年:佐久市立近代美術館(長野県佐久市)、EMPギャラリー(東京上野)、日本・インドネシア文化交流記念展(インドネシア・バリ島)、Japan Art Festival(マルタ共和国・マルタ島)※9月予定、日仏友好オリジナル切手展(フランス・パリ)※12月予定
2021年: 佐久市立近代美術館(長野県佐久市)※1月予定、上野の森美術館(東京上野)※2月予定、宮城県美術館(宮城県仙台市)※3月予定、せんだいメディアテーク(宮城県仙台市)※3月予定、日蘭芸術家交流展(オランダ・アムステルダム)※7月予定