12:30現在の上田市の気温33.6℃。Yahoo天気の予想は36℃だ。
もう無理。午後の作業は中止。
朝から午前中いっぱい頑張ったもの。ちょっと頭が痛いし。
静かにしていよう。夏の昔の家はいい。
ワインとアート
12:30現在の上田市の気温33.6℃。Yahoo天気の予想は36℃だ。
もう無理。午後の作業は中止。
朝から午前中いっぱい頑張ったもの。ちょっと頭が痛いし。
静かにしていよう。夏の昔の家はいい。
湿度が高い梅雨時はワインぶどうの天敵だ。嫌になる。
とはいえ、朝から雨が降っている今日は、とりあえず午前中は身体に休息を与えることもできる。
くさくさ心配するより、頭を切り換えリラックスしよう。と、再開ブログ2投稿目。
VARTの赤ワイン「真田メルロ2019[樽]」本日より販売開始です。
3,200円(税込)、750ml、生産量630本
上田市真田町産のメルロ100%。2019年は高温多湿が続き病害虫に悩まされた年でしたが、9月〜10月初旬には天候が安定し良く熟しました。
醸造は東御市のcave hatano。フレンチオーク古樽12ヶ月熟成の鮮やかな濃いルビー色が魅力的で、瑞々しい黒系ベリーの甘い香りや、クローブなどのスパイス、土やキノコのニュアンスが楽しめるでしょう。
味わいはまろやかながら、口に含むとすぐにしっかりしたタンニンが感じられ、時間と共に甘い果実味が現れます。
鹿や鴨肉のフルーツを使ったソースといったフランス料理のメインディッシュや、熟成したゴーダやウォッシュタイプのチーズとの相性はもちろん、鶏モモ肉の竜田揚げ、豚肉の生姜焼、筑前煮といった醤油を使った普段のお食事にもよく合います。
*
メルロは4回目のヴィンテージ。これまでも順調に目指す方向性に進んでいたが、個人的にはこの2019は「驚くほど美味しい!」とまで言いきれる。瓶詰め後2ヶ月目に試飲した時は感動してしまい「自分で買い占めたい」とまで思った。
もちろん、醸造していただいている波田野氏の丁寧な造りによるところが大きいものの、改めて土壌と気候がメルロにピタリ合っているなぁ、という印象。
スタートして6年経つ多様性を活かした草生栽培と、有機農薬による栽培が間違っていない感触がある。(有機栽培の難しさ、限界、体力的な厳しさも見えてきたが・・・)
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日本ワインにしては重めの濃いワインですが、嗜好が合いそうでしたらおすすめしたい1本です。購入店は限られていますが、ご興味がありましたらオンラインショップを覗いてみてください。
昨日から冬支度のスタート。
恒例のわら巻き作業の開始です。
まずはこの春に定植した苗木のシャルドネから。
冬支度なんだけど、汗をかくほど暖かくて変な感じ。とはいえ、標高800mの地は急に寒くなるとハンパじゃないから幼木は早めにやっておかなきゃ。
立ったりしゃがんだりの繰り返しで足腰が疲れる。
藁で手がガサガサになるので手袋をつけたり、ひもを結ぶのに外したり。なんだかんだで手間がかかります。
年内に終わるかな?
昨日は委託醸造をお願いしているVinVieさんに行ってきた。
目的の一つが2020シードル用リンゴの搬入。
そしてもうひとつが、真田殿城ブラン2020の今を自分の目で見ておくこと。こっちの方が気持ちは勝っていたけど。
そして、2つの驚き。
ひとつは、既にボトリングが済んでいて、そのまま熟成を行うとのこと。
おそらく、ひととおりの醸造工程を経てすぐにボトリングを行えばその後の品質管理も容易なのだろう。酸化リスクも最小限で済む(コルク栓で極々微量の呼吸はある)。白ワインはこういう方法もありなのか、と勉強になった。
そして2つめ。
事前にS氏に画像を送っていただき見ていたが、実際にその色に触れてみて「おぉ〜!」と、つい声を出してしまった。
オレンジだ。
決してオレンジワインを目指しているのではない。醸しの白ワインが持つタンニンや厚みが好きなのだ。が、正直ワクワクしてしまった。色に。
「オレンジワイン」という表現は好まない。でも、好きな色なんだよな、オレンジ。
50代後半〜60代以上のサッカーファンなら共有できるだろうか?オレンジは革命の色なんだ(個人的イメージ)。
オランダサッカーの衝撃。クライフの色。
そういえば、横浜でシニアサッカーをやっていたときのチームのカラーもオレンジだったなぁ。いい色だ。
醸造家の説明では香りも豊かだという。チェック用に1本・・・と言われたが、なんか、イケナイような気分になってしまった。大切に仕舞っておきたくなり辞退した。
半年以上は、待ちます。
若い頃から、被写体側になるのがどうも苦手で。裏方が好きなんだ。
とはいえ、コロナ禍による経済への影響は深刻。飲食店の苦境。そして同舟となる酒販店さんの苦境に心が痛んだ。
全く無名のバートのワインを扱っていただいている酒販店さんのことを思うと、もはや今までのスタンスを続けることは単なる我が儘としか思えなくなっていた。
自分が露出を増やすことにより、取引先の売上に少しでも貢献できるのなら、と思い地元のケーブルテレビUCVの取材を受けることにした。
正直、居心地悪い。気恥ずかしい。
UCV(上田ケーブルビジョン)のHPです。
ちなみに、10月28日夕方のNHKニュースでも紹介していただきました(長野のローカル枠)。
ワインショップ・バートは、土・日・祝日のみ営業していますが、今日31日(土)は臨時休業とさせていただきます。
真田町の周辺には戦国期の山城が多く遺っていますが、ウチのすぐ近くにも「砥石・米山城跡」という旧跡があり、そこを核とした「山城ガイドツアー」に参加するためです。
近ごろ、城ブームだそうで、なかでも往時の面影がイメージできる山城がマニアに受けているらしく「全国山城サミット」なるものが各地で開催され、今回はその第27回とのこと。
へぇ〜、っていう驚きと共に興味をそそられてしまった。
なにせ、正真正銘VARTのお膝元だし、すべての畑から周囲を見上げれば山城だらけだもの。
20代中頃に池波正太郎氏の「真田太平記」で真田を知ってから40年弱。小説とはいえ、真田昌幸が見せてくれた「マイノリティの美学」は、間違い無く自分の精神に影響を与えてくれた。
偶然のつながりかもしれないけど、真田町でワインぶどうを栽培することになった自分。いまいちど真田ワールドに浸かってみようかと思う。
という訳で、申し訳ありませんが本日はお休みです。
※11月1日(日)、3日(火・祝)は通常営業です。ご来店お待ちしております。
いつも通りの言い訳だけど、バタバタしていたらまたしてもブログ投稿が1ヶ月ぶりとなってしまった。
次回メルロの収穫に向けてすぐに作業を始めるけど、とりあえず白ワイン品種の収穫が終わったので、緊張感を保ちつつも少しだけ精神面で開放感が生まれた(身体は悲鳴をあげている)。
今回は知人に教えて貰った冷蔵倉庫を借りることで、これまで必死に1日で終わらせていた収穫を、2回に分けて行うことが出来た。
最初は自宅前の殿城ヴィンヤード。ソーヴィニヨン・ブランと若木のシャルドネ。数は少ないし、ここは病気が少ないのでひとりでこつこつ行った。
14日(月)が本番。真田ヴィンヤードのシャルドネとリースリング。10名もお手伝いに来ていただきました。皆様に改めて感謝。
昨年比32%減。手元で計った限りでは総収量423kgでした。
昨日15日は委託醸造先のVinVieさんへ持ち込み。前回までとワイナリーは変わりますが、醸造家は同じ竹村氏。これまでの流れもしっかり把握しているし、まだ経験不足の私の意見も真摯に聞いてくれるので、100%安心できるパートナーです。
さっそく仕込んでくれた。
もちろん今回も混醸。シャルドネ74.9%、リースリング12.7%、ソーヴィニヨン・ブラン12.6%となった。
そして醸し発酵をします。
今回は意図的に早く摘みました。
白ワインはやはり酸が欲しい。そしてこの1週間の酸落ちが速かった。pHもどんどん高くなっていた。
加えて、晩腐病が出始めて、その広がりも早まっていた。
選果でどんどん収量が減る中での糖度の上昇を待つリスクにびびる。
病原菌の混入割合が大きくなることによるもろみへの影響が怖い。
まだ知識不足ながらも少しは繊細な判断をできるようになってきたため、かえって臆病になっている。
実際に収穫をしていると、熟しきれていない実も多かった。そのため、仕込み時の糖度はかなり低いので補糖を行う。
ただ、最近は収穫時にいちばん重視しているpHが思っていた以上に低かったため、亜硫酸を減らすことができるとの報告をいただいた。
7月の致命的な長雨で、今年は有機農薬のみでの栽培が不可能となったが、亜硫酸を少なくできることは朗報であり、早摘みをしたのは正解だったと思われる。
白の2020年はこれまでと少し異なる個性となるだろう。この先も試行錯誤は続くが、今年は栽培家としてもターニングポイントとなるかもしれない。
ここ3年ぐらい、真夏はこんなタイトルばかりのような気がする。
今日も上田市の最高気温は37℃予想。厳しいです。8月1日から連続15日。つまり毎日。10日なんて37.3℃だったし、11日は37.6℃。もう狂っている。
今朝は7時頃から3時間ほど作業していたけど、10時にはもうキツかった。
3〜4年前までは午後3時過ぎると涼しくなることが多かったけど、このところは夕方でも暑い。気をつけねば。
前回の記事は7月の長雨を愚痴って、今回は酷暑への愚痴だ。
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いつも家と畑とスーパーだけをいったりきたり。買い物時だけ気をつければ、ほぼ密は無い。とはいえ、さすがに飽きてきたなぁ。
身体的な疲れ以上に精神的にも厳しくなってきたか。リフレッシュしたいな。でも作業はいっぱいあるので、9〜10月の収穫までほぼ休めないだろう。まぁ、休んでいても心配な気持ちが抜けないだろうが。
どうしたらリフレッシュできるかな?
せめて、涼しくなってくれないかな?
ときどき聞かれるので、今月上旬に発売した、真田殿城ブラン2019と真田シードル2019のエチケット(ラベル)の絵について。
真田殿城ブラン2019の絵のタイトルは「感情交差点」。2017年に、軽井沢のギャラリーでのグループ展に誘われたときに描いたもの。
予め「軽井沢をテーマに」というリクエストがあったので、旧軽井沢の「六本辻」という交差点がありそこをモチーフに描いた。
ここは「ラウンドアバウト」と呼ばれる方式のヨーロッパでよくみかける環状になった交差点で、雰囲気が好き。
ラウンドアバウトには信号が無く、様々な人々が、各々の判断で行き交う。その判断は個々に委ねられ、安全もリスクも自分で決める。
誰かに強制されないし、何かに制御されてもいない。
自由がある。
人々の交流もそうあって欲しい。
各々の感情もそうあって欲しい。
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真田シードル2019の絵は単純明快。リンゴの花です。
4月下旬から5月上旬にかけ、信州のあちこちの畑でリンゴの花が満開になる。
ちょうど「シードルのラベルデザインはどうしようかなぁ」と思案していた頃、ふいにお隣のリンゴ畑が目にはいり、「これでいいじゃん!」と素直に、そして一気に描いたもの。
迷わず、勢いで描いたのが功を奏したか、植物が持つ開花期のエネルギーや、この季節の澄んだ空気感を出せたと思う。