白ワイン、シードルの絵。

ときどき聞かれるので、今月上旬に発売した、真田殿城ブラン2019と真田シードル2019のエチケット(ラベル)の絵について。

左:真田殿城ブラン2019、右:真田シードル2019

真田殿城ブラン2019の絵のタイトルは「感情交差点」。2017年に、軽井沢のギャラリーでのグループ展に誘われたときに描いたもの。

アクリル、ガッシュ/227×158mm/カンヴァス

予め「軽井沢をテーマに」というリクエストがあったので、旧軽井沢の「六本辻」という交差点がありそこをモチーフに描いた。

ここは「ラウンドアバウト」と呼ばれる方式のヨーロッパでよくみかける環状になった交差点で、雰囲気が好き。

ラウンドアバウトには信号が無く、様々な人々が、各々の判断で行き交う。その判断は個々に委ねられ、安全もリスクも自分で決める。

誰かに強制されないし、何かに制御されてもいない。

自由がある。

人々の交流もそうあって欲しい。

各々の感情もそうあって欲しい。

真田シードル2019の絵は単純明快。リンゴの花です。

アクリル/333×242mm/カンヴァス/2020年5月制作

4月下旬から5月上旬にかけ、信州のあちこちの畑でリンゴの花が満開になる。

ちょうど「シードルのラベルデザインはどうしようかなぁ」と思案していた頃、ふいにお隣のリンゴ畑が目にはいり、「これでいいじゃん!」と素直に、そして一気に描いたもの。

迷わず、勢いで描いたのが功を奏したか、植物が持つ開花期のエネルギーや、この季節の澄んだ空気感を出せたと思う。

早くも息切れ?

昨日、2019の白ワインとシードルをリリースしたけど、それに向けての準備がいろいろあるので、ここ10日間ほどは忙しかった。

大変ですね、小売というビジネスは。

長年、身体を張って(?)死ぬほど仕事をしてきたけど、基本はB to B。つまり企業を相手にする仕事。世間にほとんど顔を見せない、いわば裏方。これがまた、性に合っていた。

「人の宣伝、プロモーション」は割と得意だけど、自分のこととなると案外わからないもので、なかなか難しい。

それに、「あれをやった方が良い、これもオモシロイ」とか、アイデアだけは絶えず出てくるので、これまでは「他の人がやる仕事」だから気軽に提案できたようなもので、これも、いざ自分のこととなると、その大変さが身にしみる。

とはいえ、いまやワインを販売しないと。いわばこれが本業。

でも本分は栽培。自然は待ってくれない。

元気なシャルドネは早くもワイヤーのいちばん上に手を伸ばし掛けている。息切れしている場合じゃぁないのだ。

2019の白とシードル発売日

本日、5日は大安吉日。

真田殿城ブラン2019のリリースです。

去年は、夏の猛暑続き、局地的な豪雨と台風、晩夏の害虫被害など、数々のピンチに見舞われた年となりましたが、9月だけは天候が比較的安定していたこともあり、白ワイン品種としては過去最高の収量を得ることが出来ました。

懐かしい、去年の収穫!

最初はちょっとおとなしめ。開栓後の変化がおもしろい。常温に近くなるとタンニンが感じられ、厚みが益す。個性ありです。

もうひとつ。

シードル、造りました!

VARTのぶどう畑の地主さんにご縁をいただき、真田町で25年以上もリンゴ栽培を行っている大松農園さんのリンゴを使った、正真正銘100%真田産のシードルです。
大松農園さんは、化学農薬を使わず、手間のかかる草生栽培を早くに始めており、標高700〜800mに点在する畑で育てたリンゴはどれも蜜がたっぷり。毎年、常連さんが遠方から買いに来るほどの人気ぶりです。
ちなみに、大松農園さんは以前、NHKのブラタモリに登場していました(笑)。

醸造は今やシードル造りの第一人者・竹村剛氏(現在はVinVie)に委託しています。

ご興味ありましたらメールやファックス、電話、SNSなどでご連絡ください。オンラインショップからもご注文いただけます。

芽かきと草刈りばかり

個体ごと、品種ごとに大きな差はあるが、すべての樹で芽が出揃った感じだ。

ウチのなかでは樹齢がある真田ヴィンヤードのメルロは若木と比べるとかなり遅いけれど、それでもほぼ出揃った。

真田のメルロ(昨日)

毎年、全ての樹の計5〜10本ほどは芽を出さないで枯れてしまうのだけれども、今年も同様のケースが見られる。

相対的には、今のところ普通かと思われる(順調という言葉は使いたくない)。

このところ毎日草刈りと芽かきばかりで飽きてきた。ちょっと疲れも溜まっている。

自粛疲れはないけれど、さすがに家と畑と買い物だけの日々は単調でつまらない。

ずっと閉まっていた日帰り温泉も営業を再開しはじめた。

そろそろリフレッシュが必要かも。

スピード違反

2015年:3月23日

2016年:3月21日

2017年:3月22日

2018年:3月12日

2019年:3月14日※

2020年:2月29日

水が上がってきた日の記録。※昨年は1週間ほど畑に行けなかったので実際にはもっと早かったと思われる。

昨日29日、早くもメルロの数本で水が上がってきた。早すぎ!

たった数年のデータながら、今年の暖冬が異例なことが分かる。

そうノンビリもしていられない、と、なんだか気持ちが焦り始めてくる。

3月1日。今年も気を引き締めていかなければ。

剪定は幸せの時

2014年に定植した樹を初めて剪定したのが2015年。今冬で剪定作業も6回目となる。

昨年「コツをつかんだ!」という手応えもあり、今は確信を持って作業に臨めるし、樹の仕立てを3〜4年先までイメージしながら剪定できる。

これは面白い。

もちろん、相手は自然であり、生き物なので、そうそう人間の思うとおりにはいかないのだが、そこがまた楽しい。

会話ができるんだ。「こうしたら、お前さんはどうでるんだ?」みたいな。コミュニケーションっていうと変かな?ちょっと幸せなひととき。ついつい話し込んじゃう。だから栽培やっている他の人より自分の剪定作業は遅いと思う。

今となっては、収穫と同等のやり甲斐を感じている。

既にメルロもソーヴィニヨン・ブランも終わっている。昨日でリースリングも終了。残すは真田ヴィンヤードのシャルドネのみ。頑張りましょう。

昨日でリースリング終了。苦戦しているけどコイツら頑張っている。

今年も変だ

今日は2020年2月2日ですね。コードっぽく略すと20200202となり、0と2ばかりでなんだか変。これに時間を加えると、深夜の2時2分2秒は20200202020202となる。2020年は二度と来ない。ふと愚にも付かないことが気になる。

剪定作業も5分の3ぐらいは進んでいる。

ほぼ例年通りのペースなので2月中旬過ぎには終わるだろう。

それにしても、もはや例年通りという感覚でいると危ないかもしれない。暖冬傾向が顕著で「この先どうなるのか?」と不安になる。

1月の最低気温の平均が平年より4.9℃も高かった。平年より低い日はゼロ。

身体は楽だ。

でも、青い草が比較的多く残っているのはおかしい。樹はしっかり眠っているのか?芽吹きのタイミング、遅霜のタイミングが気になる。春過ぎから初夏にとんでもない雹が降るのでは?などなど、心配事は尽きない。

天候だけはどうにもならない。ヒトが加速させている温暖化はもう直接的に生物に影響を及ぼし始めている。

仕事始め

自分自身はあまり信仰心が無いのだが、共に大正生まれで農家に育った両親は仏事・神事をごく自然な営みとして行っていたせいか、子どもの頃の感覚は残っている。

加えて、自然を相手にする仕事をするようになると、やはり「祈り」の気持ちは強くなる。

今日から畑仕事のスタート。

まずは畑の入口各所に塩をふってお清めしました。

昨日は厄除け等で上田市民に愛されている生島足島(いくしまたるしま)神社にお詣り。

豊作を祈るのではなく、自然によろしく、っていう感じ。

そうそう、写真を撮り忘れたが、最初に地元・岩清水神社へ初詣に行きました。ちゃんと地域の氏神様にご挨拶をしておかなきゃ。

何はともあれ、2020年のぶどう栽培スタートです。