2019の白とシードル発売日

本日、5日は大安吉日。

真田殿城ブラン2019のリリースです。

去年は、夏の猛暑続き、局地的な豪雨と台風、晩夏の害虫被害など、数々のピンチに見舞われた年となりましたが、9月だけは天候が比較的安定していたこともあり、白ワイン品種としては過去最高の収量を得ることが出来ました。

懐かしい、去年の収穫!

最初はちょっとおとなしめ。開栓後の変化がおもしろい。常温に近くなるとタンニンが感じられ、厚みが益す。個性ありです。

もうひとつ。

シードル、造りました!

VARTのぶどう畑の地主さんにご縁をいただき、真田町で25年以上もリンゴ栽培を行っている大松農園さんのリンゴを使った、正真正銘100%真田産のシードルです。
大松農園さんは、化学農薬を使わず、手間のかかる草生栽培を早くに始めており、標高700〜800mに点在する畑で育てたリンゴはどれも蜜がたっぷり。毎年、常連さんが遠方から買いに来るほどの人気ぶりです。
ちなみに、大松農園さんは以前、NHKのブラタモリに登場していました(笑)。

醸造は今やシードル造りの第一人者・竹村剛氏(現在はVinVie)に委託しています。

ご興味ありましたらメールやファックス、電話、SNSなどでご連絡ください。オンラインショップからもご注文いただけます。

芽かきと草刈りばかり

個体ごと、品種ごとに大きな差はあるが、すべての樹で芽が出揃った感じだ。

ウチのなかでは樹齢がある真田ヴィンヤードのメルロは若木と比べるとかなり遅いけれど、それでもほぼ出揃った。

真田のメルロ(昨日)

毎年、全ての樹の計5〜10本ほどは芽を出さないで枯れてしまうのだけれども、今年も同様のケースが見られる。

相対的には、今のところ普通かと思われる(順調という言葉は使いたくない)。

このところ毎日草刈りと芽かきばかりで飽きてきた。ちょっと疲れも溜まっている。

自粛疲れはないけれど、さすがに家と畑と買い物だけの日々は単調でつまらない。

ずっと閉まっていた日帰り温泉も営業を再開しはじめた。

そろそろリフレッシュが必要かも。

勝負の終盤戦。

おととい11日、メルロのヴェレーゾンを確認。白ワイン品種は透明感が出てきて、赤ワイン品種の果粒が色づき始める頃。

毎年、これを見る度に幸せな気分になれる一番好きなビジュアルだ。

相変わらず日中は真夏の暑さが続いているものの、ここ1週間ほどで夕方〜夜半の気温が下がり始めた。いよいよ成熟が進む頃。

ただ、去年はお盆を境に降雨が増え日照が減って、悪夢のような9月へと進んだ。今年も7月中旬過ぎから降雨が多く徐々に病気が出てきている。それを考えると、ここからの日照量が品質を大きく左右する。しかも殺虫系の農薬は使っていないから既にたくさんの虫に喰われているので、もし昨秋のような天候になったら、またしても収穫量が激減する。

これからの終盤戦が本当の勝負所だ。

約1ヶ月半ぶりの畑。冬支度のスタート。

バタバタしている勢いのママ10月初旬にメルロの初収穫を行い、醸造を委託したり、畑の片付けを少しやっていたら、本業のデザインが忙しくなって時間に追いかけられ(いつものことだが)、そうこうしているうちに絵の活動が慌ただしく複数の展覧会が迫っていたり。

気づいたら霜が降り、朝晩0℃近くなる日が増えていた。今度は大切な冬越しの支度。もう待ったなしだ。

今日からすこしずつ始める。わら巻き。幹の下部をしっかり藁で囲って、氷点下の冬を耐えて、耐えて、耐え抜いてもらう。

樹は980本を越えた。なかなか手がかかるが、寒い中の作業となる人間も耐えなければいけませんね。

20161130