線路は続くよ、どこまでも

毎年同じようなことを綴っているのかな。それでもこの日を迎えると、何かしら書き残しておかなければならない衝動に駆られる。

東日本大震災から10年。

当時、被災地に、被災者へ、何かができたわけじゃない。むしろ、何一つできなかった。「何もしなかった言い訳」が許されるなら、自分のことで精一杯だった。

人生でいちばん辛くてもがき続けていた頃。そんな小さな人間の営みを「吹っ飛ばす」ほどの衝撃。

残された時間は短い。

前しか向かなくなった。

2012年1月、気仙沼市。海縁で寸断された線路。

きっと、再び、人々は必ずつないでいく。そんなことを思い、願った。

「持続鉄道」アクリル・パステル/F30号/カンヴァス/2020年制作

休養日

またサボってしまった、ブログ。

「広報活動という仕事だ」と自分に言い聞かせ、ちゃんとやらなきゃと思いつつも、どうも乗らない。よくまぁ30年以上もプロモーションや広告の仕事をしてきたものだ。人の仕事だと俄然ヤル気が出るのだが、自分のこととなると何とも。。。

今日は休養だ。肉体疲労。

ここ1週間続けて古い納屋2つを解体。

バラして、廃材を運んで、焼却。単純な作業ながらコツも必要で、かつ筋肉が必要だ。一人ではちっとも進まない。時間ばかりかかる。そうして疲労が溜まり、腰と太もも裏がピクピクし始め、今朝はもうアカン、となった。

まだゴミの山がいっぱいあるけれど、とりあえず、パッと見は綺麗になったのである種の達成感は得られた。

ビフォー
アフター

北アルプスがよく見えるようになった。あとは右側の残った納屋を移す計画が実現すれば完璧だが、そろそろ作業している時間が無くなってきた。

今日はここまで。休養、休養。

楽しきかな剪定

昨日シャルドネを終えて、これですべての剪定作業が終了し、ひと段落。

剪定を学び始めた頃は、結果母枝とか、新梢とか、長梢とか短梢とか、ギヨとかコルドンとか、ダブルかシングルか・・・等々聞いたこともない言葉と理論ばかりが押し寄せてきて訳が分からなかった。

もちろん、基礎となる知識や技術は必要だけど、何年か経験を積むと「樹を見ろ」というところがキモだなぁと感じる。

4年目ごろからようやくそのあたりの感覚を掴むと、いまでは剪定作業がいちばん魅力的だと言い切れる。

想像と妄想という、自分が好む時間を過ごせるのだ。

少しだけ体力も上向いてきた。

この先、剪定枝の片付けや整理、新しい圃場の伐採や整地、トレリスの修繕、苗の準備、苗植え等々、3〜4月までやることはたくさんある。

まだあとひと月ほどは厳しい寒さが続くだろうけど、スイッチは入った。

本日休業

気温はやや高めながら昨日からの雪は12cmほど積もり、まだしばらくは続きそうなので、本日ワインショップ・バートは臨時休業とします。

まぁ1月になってからはご来店いただいたお客様はゼロなので、そもそも、とも思う。信州の山沿い地域では冬季休業は割と普通。坂道だらけのウチの地域は道路事情を考えば当たり前かな。

昨日・今日と畑仕事もお休み。

剪定作業も残すところシャルドネだけ。

明日は晴れるかな?

剪定〜折り返し

比べたことはないけど、たぶん他の人より剪定作業が遅いと思う。自分の場合、次々と伐っていくより、どんな樹形に育つのかを想像しながら作業するのが好きなんだ。

でも、今回はいつもより早く進んでいる。イメージしやすくなったのか、悩むことが無くなったのかは分からない。

真田のメルロと殿城のメルロが終わった。残るは白品種だ。とりあえずは折り返し点、という感じかな。この先大雪などで畑に入れないケースが発生しなければあと2週間ぐらいで終わるだろう。例年は2月中旬までやっているから、もし1月中に終わるとなると異例の早さだ。特に急いでいるつもりはないが、2〜3月は新しい区画の開墾・整地や支柱立て・ワイヤー張りなどがあるから、このまま順調にいくといいなぁ。

今日は昼過ぎから雨〜みぞれ混じり〜15時頃から雪。ちょっと休息だ。

真田メルロ2019[樽]リリース

VARTの赤ワイン「真田メルロ2019[樽]」本日より販売開始です。

3,200円(税込)、750ml、生産量630本

撮影協力:長谷寺(ちょうこくじ)

上田市真田町産のメルロ100%。2019年は高温多湿が続き病害虫に悩まされた年でしたが、9月〜10月初旬には天候が安定し良く熟しました。
醸造は東御市のcave hatano。フレンチオーク古樽12ヶ月熟成の鮮やかな濃いルビー色が魅力的で、瑞々しい黒系ベリーの甘い香りや、クローブなどのスパイス、土やキノコのニュアンスが楽しめるでしょう。
味わいはまろやかながら、口に含むとすぐにしっかりしたタンニンが感じられ、時間と共に甘い果実味が現れます。
鹿や鴨肉のフルーツを使ったソースといったフランス料理のメインディッシュや、熟成したゴーダやウォッシュタイプのチーズとの相性はもちろん、鶏モモ肉の竜田揚げ、豚肉の生姜焼、筑前煮といった醤油を使った普段のお食事にもよく合います。

メルロは4回目のヴィンテージ。これまでも順調に目指す方向性に進んでいたが、個人的にはこの2019は「驚くほど美味しい!」とまで言いきれる。瓶詰め後2ヶ月目に試飲した時は感動してしまい「自分で買い占めたい」とまで思った。

もちろん、醸造していただいている波田野氏の丁寧な造りによるところが大きいものの、改めて土壌と気候がメルロにピタリ合っているなぁ、という印象。

スタートして6年経つ多様性を活かした草生栽培と、有機農薬による栽培が間違っていない感触がある。(有機栽培の難しさ、限界、体力的な厳しさも見えてきたが・・・)

日本ワインにしては重めの濃いワインですが、嗜好が合いそうでしたらおすすめしたい1本です。購入店は限られていますが、ご興味がありましたらオンラインショップを覗いてみてください。

良いお年を

使い古された言葉。年末に顔をあわせる誰もが自然と交わす言葉。

されど、今年はことさら深く響いてくる。

「来年は」という希望を抱きたいのはやまやまなれど、その持って行き先が不透明だ。

終息は何処や?エビデンスは「おマエらが示すもんだろ」と叫びたい。

いやいや、それはそうと、栽培は?ワインは?アートは?

あれやこれや不安と虚しさは残るものの、現実は容赦なく進んでいく。

だから、明日の一歩を考える。一年の計画を策定する。目標を定める。思考を固める。

そうしておいて、最後は祈る。

まだまだ煩悩は抜けないな。

また一年、あがいてみよう。

寒さが戻ってきた。夜半の風雪も過ぎた。

迎賓館赤坂離宮でVART

お知らせとなります。

内閣府の要請により、本イベントは24日(木)・25日(金)のみの開催となり、土日の26・27日は中止となりました。

千曲川ワインバレーの片隅でこっそりぶどう栽培とワインショップをしているVARTですが、ちょっとしたお誘いもあり東京でのイベントに出没します(ワインのみ)。

「聖なる夜の千曲川ワイン」というもので、赤坂にある迎賓館の前庭カフェで行われます。

[開催日時]2020 年12 月24 日(木)~ 27 日(日)10 時~ 19 時
 ※酒類販売10 時~ 19 時(LO.18 時30 分)
 ※最終日は17 時まで。酒類販売は10 時~ 17 時(LO.16 時30 分)
[会  場]迎賓館赤坂離宮 前庭  ※キッチンカーにて提供

※前庭への入場料が300 円(大学生以下無料)かかるようです。「特定非営利活動法人パークカフェ」さんが企画。

ワインは、cave hatano、ドメーヌナカジマ、ナゴミヴィンヤーズ、坂城葡萄酒醸造、トゥモローワインに、VART(メルロ2018樽)を加えていただき6銘柄。オードブルには東御市の「アトリエ・ド・フロマージュ」からチーズ各種と「ソーセージハム男」のシャルキトリ各種が並ぶようです。

イベントの詳細はこちらをご覧ください。

なお、コロナ禍でのイベントとなります。状況によってはご入場いただけない場合もありますのでご了承ください。また、ご来場にあたっては、マスクの着用、検温の実施、手指の消毒、ソーシャルディスタンス等のご協力をお願いします。

迎賓館赤坂離宮のお知らせはこちら

GoTo Trip

このところずっと毎日わら巻き作業をしていてさすがに疲れてきた。ここらでひと息、というところだったけど、例の第3波もあり予定していた息抜き旅は中止とした。

そうして昨日もわら巻き作業を黙々と続けて殿城ヴィンヤードの若木をすべて終えることができ、何はともあれひと区切り。

たまらず今日は畑仕事をお休みにし静養につとめた。

自粛の雰囲気はあるものの、とりあえず上田市を抜け出すか、ということで、ひと山越えてすぐ隣の松代町へ。

真田氏の系譜が色濃く遺った城下町。善光寺詣でに埋もれ、観光系の賑わいからすっかり取り残された感があるが、むしろそのおかげで落ち着いたたたずまいとなっている。

十数年前に旅したことのある宮城県東北部の登米市登米町にちょっと似ている。

海津城(松代城跡)
樋口家

のんびりトリップしたあとは、我が村・岩清水にもどって久しぶりに古民家フレンチ&カフェのラ・ロッシュで遅めのランチ。

昼間っからワインをお供に堪能。丁寧な仕事。手作り野菜たっぷり絶品の重箱ランチです!

と言うわけで、つかの間の休日にGoToを楽しみました。もちろん、国民よりメンツを大切にする税金バラマキツールは使いません。

絵音

カッタン、っていう感じ。

昨夕、来年7月に東京で開催される展覧会へのお誘いがあった。その時の心の音。

昨日は雨予報でもあり、疲労回復のためにも一日中家に閉じこもっていた。そして、ずっとスランプ気味だった創作のエンジンをどうにかして回転させようともがいてもいた。例年なら、収穫が終わると自然と頭と気持ちはアート方面に向くのが、今年はどうも上手くいかないのだ。

ひとつは、コロナ禍で個展を中止にした影響だろう。ちょうど明後日23日(月)から28日(土)まで銀座のギャラリーQで開催する予定だったので、本来なら今ごろはピリピリしていたはずだ。

もうひとつは、ぶどう栽培のことが頭から離れない。すでに来シーズン以降に向けた思考が駆け巡っている。

ともあれ、スイッチは入った。描きたいことはいっぱいある。まずは筆を動かそう。血が騒ぎ出してきた。アートの血が流れる音だ。