村祭り

良い響きです。郷愁を感じる。

子どもの頃から「お祭り」「イベント」「フェス」とか、た〜くさんの人が集まって騒がしい「熱気溢れる場所」が苦手だけど、ごく小さな規模のイベントは大好きだ。そんな自分には、ここ岩清水の村祭りはちょうど良い規模。全てが手作りというのも好感度高い。

昨日はその「清水寺(せいすいじ)の秋祭り」でした。

護摩法要にだんご配布と、真摯に、のどかに繰り広げられます。

そして恒例の「屋台」。焼き鳥とおでんだけなのだが、これがまた美味いのだ。なんといっても仕込みから焼き方まで村民の手作りなのがいい。

今回は祭事の“当番”という役回りがあったが、いつも通りのんびり楽しむことができました。

お祭りも終わって皆で片付けが済んだら公民館で慰労会。ウチの集落ではことある毎に必ずやります。酒好きが多いもんで(笑)。

今シーズンはなぜか自治会の活動と畑仕事が重なるケースが多く、地域の皆さんと顔をあわせるのが久しぶりとなった。

ちょっとの間に色々あったりして情報交換の場にもなる。やっぱり大切なんだね、地域の活動って。

新しいことが好きで放浪癖がある私だけど、もうこの地にしっかり根ざすことにした。他には行かない。というか、微力ながら地域のために役立ちたいっていう気持ちも徐々に芽生えている。

癖のある人、めんどくさい人がけっこういるけど(笑)、金持ちで自信家で上から目線の人がいないこの岩清水が好きだ。

過疎集落まっしぐらなので、なんとか若い移住者やUターン者が増えて欲しいけど、この地に合う人柄じゃないとイヤだな。

小さくて質素でいいから、長く続く村祭りのようにお手伝いをしていきたい。

田舎の秋は忙しい。

想定外の早さで収穫が終わり、ちょっとはゆっくりできるかと思いきや、田舎暮らしはやることがいっぱいなのだ。

9月は集落の村祭りの季節ということで、今日は岩清水地区の菩提寺・清水寺(せいすいじ)の境内で毎年恒例の秋祭りが、台風の接近をものともせず開催された。

通称「だんご祭り」とも呼ばれており、その名の通り、祭りのメインを飾るのが団子の配布。普段は人影が少ない村内がちょっとだけ賑やかになります。

お団子は地域のみんなによる手作り。隣組ごとに集まっておしゃべりしながら慣れた手つきで作ります。コミュニケーションが主役ですね。私も混ざって作ります。

このお祭りでもうひとつの名物が屋台。こちらも地域のみんなによる手作り。前日から焼き鳥の仕込みを行い、BBQさながら焼きまくるのだ。これも何年もやっているから皆さん慣れたもの。

ビール片手に朝っぱらから備長炭による焼きたての焼き鳥をほおばる。これ、絶品です。準備から運営〜片付けまでしっかり働いているので尚更旨い。

私の場合、地域の役員にもなってるので、正装で読経〜護摩焚き、直会(なおらい)に参列する。ひととおり済んだら後片付けをやって、最後に公民館で慰労会と、まぁ中々のハードスケジュールでした。

ちょっと疲れましたが、小さな集落の小さな楽しみを大切に守っていこうと思います。