肩すかし

一昨日降って「もう無いかな、降ってもあと1回か・・・」と思っていたけど、意外と本気で降っている。

朝は晴れていたし天気予報も「晴れ一時雪」程度だったから、畑仕事やる気満々だったので、なんだか肩すかしをくったような気分だ。

このところ別のことをやっていたので、そうノンビリもしていられなくなってきた。

三寒四温。油断禁物。

スピード違反

2015年:3月23日

2016年:3月21日

2017年:3月22日

2018年:3月12日

2019年:3月14日※

2020年:2月29日

水が上がってきた日の記録。※昨年は1週間ほど畑に行けなかったので実際にはもっと早かったと思われる。

昨日29日、早くもメルロの数本で水が上がってきた。早すぎ!

たった数年のデータながら、今年の暖冬が異例なことが分かる。

そうノンビリもしていられない、と、なんだか気持ちが焦り始めてくる。

3月1日。今年も気を引き締めていかなければ。

剪定終了

昨日は雨(!)模様だったけど畑仕事に影響するほどではなかったため、予定通り作業ができたので、剪定がぜ〜んぶ終わりました。

剪定作業は、真冬ながらシーズン幕開けを告げる、そして、その年の栽培の良否をも左右する大切な作業なので、当初の予定通りに終えることができ、ひと段落という感じ。

これから春に向けてやること、準備することはいっぱいあるけど、疲れも溜まっているので今日は休養日にする。さて、温泉でも行こうか。あぁそうだ、確定申告もやらなきゃ。

剪定は幸せの時

2014年に定植した樹を初めて剪定したのが2015年。今冬で剪定作業も6回目となる。

昨年「コツをつかんだ!」という手応えもあり、今は確信を持って作業に臨めるし、樹の仕立てを3〜4年先までイメージしながら剪定できる。

これは面白い。

もちろん、相手は自然であり、生き物なので、そうそう人間の思うとおりにはいかないのだが、そこがまた楽しい。

会話ができるんだ。「こうしたら、お前さんはどうでるんだ?」みたいな。コミュニケーションっていうと変かな?ちょっと幸せなひととき。ついつい話し込んじゃう。だから栽培やっている他の人より自分の剪定作業は遅いと思う。

今となっては、収穫と同等のやり甲斐を感じている。

既にメルロもソーヴィニヨン・ブランも終わっている。昨日でリースリングも終了。残すは真田ヴィンヤードのシャルドネのみ。頑張りましょう。

昨日でリースリング終了。苦戦しているけどコイツら頑張っている。

今年も変だ

今日は2020年2月2日ですね。コードっぽく略すと20200202となり、0と2ばかりでなんだか変。これに時間を加えると、深夜の2時2分2秒は20200202020202となる。2020年は二度と来ない。ふと愚にも付かないことが気になる。

剪定作業も5分の3ぐらいは進んでいる。

ほぼ例年通りのペースなので2月中旬過ぎには終わるだろう。

それにしても、もはや例年通りという感覚でいると危ないかもしれない。暖冬傾向が顕著で「この先どうなるのか?」と不安になる。

1月の最低気温の平均が平年より4.9℃も高かった。平年より低い日はゼロ。

身体は楽だ。

でも、青い草が比較的多く残っているのはおかしい。樹はしっかり眠っているのか?芽吹きのタイミング、遅霜のタイミングが気になる。春過ぎから初夏にとんでもない雹が降るのでは?などなど、心配事は尽きない。

天候だけはどうにもならない。ヒトが加速させている温暖化はもう直接的に生物に影響を及ぼし始めている。

仕事始め

自分自身はあまり信仰心が無いのだが、共に大正生まれで農家に育った両親は仏事・神事をごく自然な営みとして行っていたせいか、子どもの頃の感覚は残っている。

加えて、自然を相手にする仕事をするようになると、やはり「祈り」の気持ちは強くなる。

今日から畑仕事のスタート。

まずは畑の入口各所に塩をふってお清めしました。

昨日は厄除け等で上田市民に愛されている生島足島(いくしまたるしま)神社にお詣り。

豊作を祈るのではなく、自然によろしく、っていう感じ。

そうそう、写真を撮り忘れたが、最初に地元・岩清水神社へ初詣に行きました。ちゃんと地域の氏神様にご挨拶をしておかなきゃ。

何はともあれ、2020年のぶどう栽培スタートです。

VARTのワイン取扱店のご案内

まぁ、これは業務連絡になるなのかな?

時々聞かれるのでこのブログでもご案内しておきます。

そもそも生産量が少ないので仕方が無いのですが、ご購入いただけるお店が少ないのです。また、できるだけリアルで交流のある、顔の見える繋がりで広がることを希望しているので、自ずとお取り扱いいただけるお店が少なくなってしまいます。何卒ご理解くださいませ。

【内山酒店】〒389-0516 長野県東御市田中705-1

しなの鉄道・田中駅から徒歩7〜8分ぐらいにあるスーパー「デリシア」内の一画にある酒販店です。店頭のみでの販売となります。地元・東御市の各ワイナリーに精通していて、私が移住してくる前からワインのこと色々教えていただいています。長い付き合いになりました。

【地酒屋 宮島】〒386-2201 長野県上田市真田町長5913-1

上田市街から菅平に向かう国道144号線沿いにあります。地酒へのこだわりがすごい。そして店主はもの凄い真田愛に溢れています。おかげでVARTの真田産のワインをイチ推しで販売していただいています。

【萬屋酒店】〒389-1305 長野県上水内郡信濃町柏原2711-23

北しなの線の黒姫駅からすぐの場所にある立派なお店。リカーショップとしての品揃えが凄い。貴重なワインもたくさん。秋になると色々なワイナリーや畑の収穫に出没しています。ワインのことも色々教えてくれます。

【グルグル】〒604-8844 京都市中京区壬生檜町22-1

ワインのバイヤーとして長い経験を持つ店主が、京町屋を改装して開業した小さなワインショップ。日本ワインを応援してくれています。店主のセレクトは多様な国々に及びバラエティに富んでいて魅力的。こんなお店に取り扱っていただき光栄です。女性店主の京都弁、心地良いです。

【地酒専門店 酒商 中島屋】〒390-1520 長野県松本市安曇706-1

つい先日お話しをする機会があり、新たに取り扱っていただくことになりました。長野県の観光メッカ・上高地への入口となる梓川と国道158号線沿いにあります。内山酒店様からも後押しいただき力強いパートナーとなりそうです。

以上です。銀座NAGANOさんは最近注文が無いのでたぶん店頭には並ばないのでは?

あとは、VARTのホームページからご連絡をいただければ嬉しいです。

では、よろしくお願い申し上げます。

以上、業務連絡でした。

真田メルロ2018リリースのお知らせ

上田市真田町産のメルロ100%です。2018年は春先から暖かい日が多く、入梅後もカラ梅雨気味。夏の記録的な猛暑も相まって、生育が各ステージで早く進み、収穫時期も異例の早さに。
また、全てが南斜面の畑で育つメルロはこの間にたっぷりと日照を浴び、糖度・色づき共に良好で、収穫が早くなりながらもよく成熟した年となりました。
醸造は東御市のcave hatano。樽とタンクで各々12ヶ月熟成させ2019年10月10日に瓶詰め。深みを湛えた色調と力強いタンニンが特長で、さらなる長期熟成が楽しめる逸品となりました。

詳細はホームページでご確認ください。https://www.vart-jpn.com/index.html

再び慌ただしく

台風19号は驚くほど広範囲にその爪痕を残していった。比較的自然災害が少ない上田市や東御市、佐久市をはじめとした東信地域も、今回は千曲川上流とその支流での膨大な降雨量による被害が発生し、その勢いは下流域まで飲み込んだ。

幸い私の住む集落に土砂災害などの被害は無かった。とはいえその暴風は農作物への被害を確実に与えていく。

ウチの場合、ぶどうの垣根があり、台風がくるとこれが心配のタネとなる。収穫期を終えたとはいえまだまだ葉はよく繁り、風の抵抗もたっぷり受ける。そして家の前の畑は風がよく吹き抜けるせいでもろにその影響が出る。

倒されました。ソーヴィニヨン・ブランが4列、メルローが1列、合計5列で垣根の隅の柱が引っこ抜かれて倒れていた。

こつこつ直しました。

真田ヴィンヤードには何も被害が無くてひと安心。

なんだかまた忙しくなってきた。というか、個展が目前!まだまだ気を抜けないぞ。