熱中症のメカニズム

きのう熱中症になりました、たぶん。

このところ連日の猛暑日ながら、ずっと畑仕事をきっちりやっていたけど、さすがに疲れてきたかな?ということで土日は静養に努めました。

上田市は土曜日が37.5℃、日曜日が38.3℃と2日連続で観測史上最高値を記録。さすがの我が集落・岩清水も下界とさほど変わらず猛烈な熱波に襲われました。

岩清水へ移住してから快適な高原気候に慣れてきた身体は、東京や横浜で鍛えた(?)暑さへの耐性がすっかり失せているようで、昨日はホント辛かった。

で、野暮用で出掛ける以外は家でしっかり休んでいたら、だんだん身体がダルくなっていく。こまめに水分補給してもぜんぜん良くならない。ヤル気が出なくなっていく。頭痛はしないものの、このダルさは間違い無い。暑さはどんどん募る。夕方から食欲が出なくなった。これは「熱中症」だ。

猛烈な暑さは承知しているが、どうも納得できない。しばし悩んでいたが、ハタと気づいた。「汗の量が外で畑仕事をしているときより格段に少ない」。放熱していないのだ。代謝が停滞。完全休養がどうも裏目に出たようだ。

どうにもヤル気が出ないものの、この日は上田市の千曲川沿いで大花火大会が行われる。これに合わせ、近所の仲間で夕刻から恒例の「花火を見下ろしながらBBQ」があるのだ。

準備やら何やらで身体を動かし、花火が上がる前からビールをプシュッ。肉をほおばる。持ち寄りのつまみにあずかる。親しい人たちとの話しが盛り上がる。

日没とともに徐々に気温が下がり始める。花火はなかなかの見応えだ。

気づいたら、体調が良くなりました。

身体を動かして汗をかく。そして水分補給。最後にビールとリラックス。岩清水の夜。

熱中症にはこれが効きそうです。

求むパン屋さん。

私の住む小さな集落には、コンビニも自販機も郵便局も無いけど、豊かな森に囲まれ街から完全に隔絶されている。これがいい。

妄想する。この村だけにある素敵なお店があったら楽しいだろうな、と。

パン屋さん、誰かやってくれないかな。

店内にカフェもあったりして。村内で焙煎したての豆が手に入るから美味しい珈琲も出せる。少ないながらハムやチーズも店頭に並ぶ。店先には近所から集まる野菜が置いてある。

もう毎日行っちゃうよ。

ウチは酒屋をやる。できたてパンにハムとチーズ、家の前の葡萄からできたワイン。

人々が集まる。

「小さな村物語イタリア」の日本版が実現する。

いい暮らしだ。

可能性があるよ、ウチの村。

コートを脱いで春本番。

遅れ遅れながらも、ようやく畑仕事を進められるこの頃。一応、例年のカレンダーなら問題ないものの、今年は暖かくなるのが10日ほど早いので実質的な遅れは明らか。

とりあえず昨日で樹の根回りを保護していた藁をすべて外し終えた。あとは古い樹皮を剥ぐ作業が少し残っているものの続いて今シーズン最初の防除を行わなきゃ。

なにはともあれ「コート」を脱いで気持ちよさそう。

家や畑、そして真田町周辺も次々と花が咲き彩り豊かに。しょっちゅう行っている「駅前食堂」も桜が満開でした。

生ハム祭り

昨日は長野県の北東部にある高山村へ赴き、昨年に続き2度目となる生ハム仕込み作業を行った。塩漬け〜乾燥〜長期熟成を全て手作業で行う本格的なスペイン式「ハモンセラーノ」だ。冷涼な気候が条件となるため自ずと製造地域は限られ、日本ではまだこの方式での生ハムはなかなか手に入らない。

原料は長野県のブランドである「みゆき豚」の新鮮な後ろ足1本(約11kg)。これの血抜きを行ってからしっかりと塩をすり込む。

この後は肉汁の除去、血抜き、塩漬けを2回行ってから、熟成室で1〜3年の長期熟成期間を設ける。去年はまだ無かった熟成庫が完成していた。クール!壮観!

庫内には昨年2月に初めて仕込んだ私の生ハムが眠っていた!今年11月頃までには引き取る予定で、今から生ハム祭りを思い浮かべると口の中に唾液が、、、ワインが飲みたい。。。

まだまだお預け。楽しみは農作業をしっかりやってから。