EC

2週間ほど前から考え始めた。「いままでのやり方でいいのか?」と。

新型コロナウイルスの経済余波は日々巨大化している。残念なことに財務的に限界がある中小企業や零細企業、個人事業は、雇用弱者と一緒にその影響をまともに受けるのだろう。

いまのところ全くネームバリューが無いVARTも、いとも簡単に消え去るのかも知れない。

もともと「産地に来て飲んで、感じて欲しい」という気持ちが強く、また人と人の繋がりを大切にしたいとの思いから、地道に繋がりを作ってきた。だから「ネット販売はやらない」と公言してきた。

飲食業と観光業は惨憺たる状況だ。出口が見えてこない。すでに体力勝負となっている。

いま「産地に来て」というのは非現実的だ。それに、ネームバリューの無い自分にそんなことを言う資格があるのだろうか?と思い始めた。ちょっと驕った考えなのではないだろうか、と。

オンラインショップを今日オープンさせた。https://vartjpn.base.ec/

心変わりするようで悩んだが、モノづくりへのスタンスを変えるわけではない。小売業である以上ネットの活用もプロモーションのひとつ。

「時」が来たのかもしれない。そう自分にいいきかせて。

スピード違反

2015年:3月23日

2016年:3月21日

2017年:3月22日

2018年:3月12日

2019年:3月14日※

2020年:2月29日

水が上がってきた日の記録。※昨年は1週間ほど畑に行けなかったので実際にはもっと早かったと思われる。

昨日29日、早くもメルロの数本で水が上がってきた。早すぎ!

たった数年のデータながら、今年の暖冬が異例なことが分かる。

そうノンビリもしていられない、と、なんだか気持ちが焦り始めてくる。

3月1日。今年も気を引き締めていかなければ。

北信紀行

剪定も終わったし、続けて畑の整理をしていてちょっと疲れ気味。筋肉痛もあったり。

ということで、昨日今日とリフレッシュを兼ねた連休に。

まず、高山村での生ハム仕込み。ただ今年は自分はお休み。前回のがまだたっぷりあるので今回は遊びに行っただけ。もう恒例行事みたいになってきたので顔ぶれもお馴染みとなり、それもまた楽しみのひとつだ。

あと、昨年仕込んだ自分の生ハムとの再会。これも楽しみ。

現在1年の熟成中。たぶん11月頃まで熟成させるのでこれからが本番だ。

そして夜は長野市に宿をとって飲み会。いっぱい飲み、食べました。そして全く写真を撮っていなかったぁ〜!

宿はゲストハウスを利用。3,500円で泊まれるのって気軽。古い商店をリノベして若い方が経営していました。善光寺が近いせいか外人も泊まっている。バックパッカーが利用者の中心のようだ。自ずと若い人が多く、ここでもやはり私は最年長。

朝は市内でゆっくりした後、小布施へ移動してお気に入りの「おぶせ温泉」に。

施設そのものは古いけど、ここのお湯が自分の体質に合うのか、とても良く温まり長く持続する。そして景観が素晴らしい。山にはあまり興味はないけど、風呂に浸かりながら眺める北信五岳(妙高山・斑尾山・黒姫山・飯縄山・戸隠山)の眺めはとても雄大で気持ちいい。

※この写真は休憩スペースで撮影

この後は信濃町まで足を延ばして懇意にしていただている酒屋さんへ。生ハムを頭に思い浮かべながら物色していたけど、思わず目にとまったイタリアの1本を購入。いわゆるジャケ買い。でもシラーだから楽しみ。

開栓の日を楽しみに我が家でしっかり保管。

充電完了。さて、また明日から畑仕事頑張ります。

剪定終了

昨日は雨(!)模様だったけど畑仕事に影響するほどではなかったため、予定通り作業ができたので、剪定がぜ〜んぶ終わりました。

剪定作業は、真冬ながらシーズン幕開けを告げる、そして、その年の栽培の良否をも左右する大切な作業なので、当初の予定通りに終えることができ、ひと段落という感じ。

これから春に向けてやること、準備することはいっぱいあるけど、疲れも溜まっているので今日は休養日にする。さて、温泉でも行こうか。あぁそうだ、確定申告もやらなきゃ。

色々動き回って

また告知を忘れていました。

1月4日から始まっていた。「佐久平の美術展」が長野県の佐久市立近代美術館で26日(日)まで開催中です。80号を1つ出品。他の入選作とは明らかに異風なので、よくぞ通ったなぁという印象。お近くにお出かけの機会がありましたらお立ち寄りください。

中央のマンガみたいなのです。

* * *

金曜日から昨日まで、神奈川と東京をウロウロしていました。

なにはともあれ、恒例の寒川神社へお詣り。長年の習慣というのは恐ろしいもので、ここに詣でていないとどうにも落ち着かない。

お札もしっかり揃えました。2020年のおみくじは小吉です。

土曜日は代官山でひとつ用事を済ませ上野へ向かう。

まずは1つ出しているギャラリー主催の展覧会へ。始めての参加だけど、ここは「業者間取引のため」という印象。ギャラリーというより商談用のスペースなのかな?と。一応どなたでも入れるけど一般の方は入りにくいかも。プロモーションに力を入れている様子でギャラリスト集団を目指しているのかも?

10号を1点出しています。

午後からは上野公園内の「東京国立博物館」へ。「人、神、自然」という大仰なタイトルの展覧。世界各地の古代工芸が中心だが、カタール王族によるコレクションには驚いた。金に糸目を付けずに蒐集できるコレクターは世界中にたくさんいると思うけど、この殿下のセンスには脱帽だ。「俺の好み」でした。古代美術、掘り下げる意味あるかも。(写真撮影は禁止でした)

夜はお楽しみの時間です。5名で旧交を温める宴。神田のワインバーでリラックスタイム。

日本のクラフトビールは苦手。このベルギービール、好きな味でした。
ジビエ、いいですね。堪能しました。(写真提供:O氏)
白も赤も、ワインはいいねぇ。(写真提供:O氏)

日曜日。東京へ来る機会も徐々に減ってきたので、思い立ったが吉日と「東京都現代美術館」へ。

オノサト・トシノブ、いいです。初めて知った岡本信治郎、感動しました。(撮影不可)

東京の美術館ではここが一番好き。半日では時間が足りない。

慌ただしく動き回って、あっという間の3日間でした。さて今日から日常の始まりです。

連休

一昨日の夜半に初雪が降った。昨年より11日遅い。水分を含んだ重たい雪で、凍って不自由することはなかった。

昨日の朝、家の前から。

昨日・今日は骨休めだ。特に今日は寒くとても畑仕事をやる気にはならない。

まずは温泉療養。お気に入りの十福の湯でまったり。

前後するが、雪が降り始めた一昨日の夜からリフレッシュのスイッチを入れた。

11月からスタートした陶芸ワークショップの作品が出来上がり、そのお披露目パーティだったのだ。

作品はこんな感じ。初めてにしては上出来かな。

世界にひとつのワインクーラー
皆さんの力作が勢揃い。

この日の会場となった東御ワインチャペルでは、美味しい料理&とっておきのワインを堪能。

美しい。
好み。

さて、今日いっぱいは休んで明日からまた藁巻き作業を続けましょう。

不出来ながら我が人生。

機会をいただき、陶芸のワークショップに参加している。昨日は2回目で、3週間前に成形し焼き上がったものに絵付けをする段階。

初回に陶芸家の先生が「型にはまらず自由に楽しんでいいですよ」という言葉を真に受け、というか、拡大解釈し、自由にやらせてもらっている。

ワークショップの作品テーマは「自分だけのワインクーラー」なので、素直にそれを造っているのだが、成形しているウチに勝手にイメージが膨らんできてしまい、どんどん逸脱してくる。

どうやら自由すぎたようだ。お手上げのようである。

私の絵付けの状況を見ながら、先生曰く「こういう方は好きにやってもらった方がいいね」と、半ばあきれていた。ところが、他の参加者も中々の強者揃いで「自由すぎる人々」が多く、こんな時は指導役の先生も大変だ。

という訳で、絵付けまでは終えた。仕上がりがどうなるのか初心者には想像すらできない。

まぁいいさ。出来不出来を気にしていたら、ちっとも面白くない。

不器用な人間の人生みたいだ。そんな作品になれば本望かな?

さてどうなることやら。完成は2週間後。

VARTのワイン取扱店のご案内

まぁ、これは業務連絡になるなのかな?

時々聞かれるのでこのブログでもご案内しておきます。

そもそも生産量が少ないので仕方が無いのですが、ご購入いただけるお店が少ないのです。また、できるだけリアルで交流のある、顔の見える繋がりで広がることを希望しているので、自ずとお取り扱いいただけるお店が少なくなってしまいます。何卒ご理解くださいませ。

【内山酒店】〒389-0516 長野県東御市田中705-1

しなの鉄道・田中駅から徒歩7〜8分ぐらいにあるスーパー「デリシア」内の一画にある酒販店です。店頭のみでの販売となります。地元・東御市の各ワイナリーに精通していて、私が移住してくる前からワインのこと色々教えていただいています。長い付き合いになりました。

【地酒屋 宮島】〒386-2201 長野県上田市真田町長5913-1

上田市街から菅平に向かう国道144号線沿いにあります。地酒へのこだわりがすごい。そして店主はもの凄い真田愛に溢れています。おかげでVARTの真田産のワインをイチ推しで販売していただいています。

【萬屋酒店】〒389-1305 長野県上水内郡信濃町柏原2711-23

北しなの線の黒姫駅からすぐの場所にある立派なお店。リカーショップとしての品揃えが凄い。貴重なワインもたくさん。秋になると色々なワイナリーや畑の収穫に出没しています。ワインのことも色々教えてくれます。

【グルグル】〒604-8844 京都市中京区壬生檜町22-1

ワインのバイヤーとして長い経験を持つ店主が、京町屋を改装して開業した小さなワインショップ。日本ワインを応援してくれています。店主のセレクトは多様な国々に及びバラエティに富んでいて魅力的。こんなお店に取り扱っていただき光栄です。女性店主の京都弁、心地良いです。

【地酒専門店 酒商 中島屋】〒390-1520 長野県松本市安曇706-1

つい先日お話しをする機会があり、新たに取り扱っていただくことになりました。長野県の観光メッカ・上高地への入口となる梓川と国道158号線沿いにあります。内山酒店様からも後押しいただき力強いパートナーとなりそうです。

以上です。銀座NAGANOさんは最近注文が無いのでたぶん店頭には並ばないのでは?

あとは、VARTのホームページからご連絡をいただければ嬉しいです。

では、よろしくお願い申し上げます。

以上、業務連絡でした。

真田メルロ2018リリースのお知らせ

上田市真田町産のメルロ100%です。2018年は春先から暖かい日が多く、入梅後もカラ梅雨気味。夏の記録的な猛暑も相まって、生育が各ステージで早く進み、収穫時期も異例の早さに。
また、全てが南斜面の畑で育つメルロはこの間にたっぷりと日照を浴び、糖度・色づき共に良好で、収穫が早くなりながらもよく成熟した年となりました。
醸造は東御市のcave hatano。樽とタンクで各々12ヶ月熟成させ2019年10月10日に瓶詰め。深みを湛えた色調と力強いタンニンが特長で、さらなる長期熟成が楽しめる逸品となりました。

詳細はホームページでご確認ください。https://www.vart-jpn.com/index.html

再び慌ただしく

台風19号は驚くほど広範囲にその爪痕を残していった。比較的自然災害が少ない上田市や東御市、佐久市をはじめとした東信地域も、今回は千曲川上流とその支流での膨大な降雨量による被害が発生し、その勢いは下流域まで飲み込んだ。

幸い私の住む集落に土砂災害などの被害は無かった。とはいえその暴風は農作物への被害を確実に与えていく。

ウチの場合、ぶどうの垣根があり、台風がくるとこれが心配のタネとなる。収穫期を終えたとはいえまだまだ葉はよく繁り、風の抵抗もたっぷり受ける。そして家の前の畑は風がよく吹き抜けるせいでもろにその影響が出る。

倒されました。ソーヴィニヨン・ブランが4列、メルローが1列、合計5列で垣根の隅の柱が引っこ抜かれて倒れていた。

こつこつ直しました。

真田ヴィンヤードには何も被害が無くてひと安心。

なんだかまた忙しくなってきた。というか、個展が目前!まだまだ気を抜けないぞ。