VART2017 販売開始

6月20日、VART2017ヴィンテージの販売開始です。まずは白ワイン「真田殿城ブラン2017」のみとなります(赤ワインは7月24日)。

今回が初ヴィンテージとなる白ワインは、シャルドネ78.7%、リースリング14.3%、ソーヴィニヨン・ブラン7%を同時に仕込み、もろみ発酵させた逸品。若々しいキリッとした酸味とかすかな甘み、そして豊かなミネラルが絡み合う混醸の妙を味わえます。

生産量はわずか195本。品名にある「殿城(とのしろ)」は、私が住む家の地籍名で、家の目の前にある畑で栽培しているソーヴィニヨン・ブランを示しています。シャルドネとリースリングは真田町産。寒暖差の激しい標高750mの真田ヴィンヤードと標高800mの殿城ヴィンヤード。上田市の新しいテロワール(風土)を感じていただけると嬉しいです。

お求めは、バート・ジャパン及び特約酒販店よりお願いします。

特約酒販店はこちら

直接バート・ジャパンにご連絡をいただいても結構です。ただ、ひとりで運営している代表の長谷川真次は、日中は畑作業で留守にしているため対応が遅くなる場合があります。予めご了承ください。

6月いろいろ

早くも6月。

6月への思いはいろいろある。

いくつかの命日。そして自分の誕生日。

平成元年6月にはフリーランスでグラフィックデザイナーを始めた。ずっと小さいままだけど、個人事業でスタートしてから有限会社〜株式会社と変遷し、たまさか30周年を迎えるとは・・・。

昨年は6月1日に自分のワインを初リリース。

6月は自分にとっての転機の季節なのだろうか?

今月中旬以降、自身2度目となるワインのリリースを予定している。詳細はまだ決まらないけど、やはり6月には何か縁があるのかな?

今は静かに瓶内で眠っています。

畑作業は遅れ気味。頑張らねば。手を掛けた分だけいい葡萄に育つのだから。

家の前も

当初予定よりも約1ヶ月遅れながらも、ようやく家の前の畑に支柱を立てることができた。やっぱりグンと葡萄畑らしくなる。まだまだ苗は小さいが、真田ヴィンヤードに続き「殿城ヴィンヤード」も形になってきた。

3日連続の肉体労働でヘトヘトだけど、夕方のやわらかい陽射しを浴びる我が家を囲んだ葡萄畑の光景には癒される。

お手伝いいただたご近所のSさん、ありがとうございました。

そして重機は偉大です。

ようやく。

あれやこれやと用事が頻発しながらも、ここにきてようやく追いついてきた。そうならなければ困る。いよいよ待ったなしだ。毎日ぐんぐん芽が伸びてきている。葉が開いてくる。目が離せなくなる。

畑仕事にGWは無い。逆に、かなり集中できる。はかどる。ぐちゃぐちゃだった頭の中に少しずつ余裕が出てきて、身体にたたき込んだ畑のルーティンが動き出す。

こうなればこっちのもの。常に畑仕事を中心として日々が回り出す。全力シーズンの開始だ。季節に背中を押される感じ。

いったん軸足が定まれば、たとえ忙しくなっても不思議と他の仕事や様々な事々が回り出す。

あとは課題の支柱立てが残るのみ。

5月末から始まる展覧会へ向けた作品づくりも、もうひと息だ。

新しい命のサイクル

3〜4日前より水が上がってきた。この2週間ほどはずいぶん暖かいので、昨年より1週間早い。

厳しい冬を越すために根元近くに養分をためこみ、陽射しが強まり地温の上がる頃を計るように、その養分水を少しずつ冬芽に送りこむのだ。これからはだんだん芽も膨らんでくる。

剪定した切り口から水が出てくる様子。

毎年これを見つけるとワクワクする。

「自分のこどもができた!」と知った瞬間の喜びに似ている。

新しい命。大事に育てるよ。

生ハム祭り

昨日は長野県の北東部にある高山村へ赴き、昨年に続き2度目となる生ハム仕込み作業を行った。塩漬け〜乾燥〜長期熟成を全て手作業で行う本格的なスペイン式「ハモンセラーノ」だ。冷涼な気候が条件となるため自ずと製造地域は限られ、日本ではまだこの方式での生ハムはなかなか手に入らない。

原料は長野県のブランドである「みゆき豚」の新鮮な後ろ足1本(約11kg)。これの血抜きを行ってからしっかりと塩をすり込む。

この後は肉汁の除去、血抜き、塩漬けを2回行ってから、熟成室で1〜3年の長期熟成期間を設ける。去年はまだ無かった熟成庫が完成していた。クール!壮観!

庫内には昨年2月に初めて仕込んだ私の生ハムが眠っていた!今年11月頃までには引き取る予定で、今から生ハム祭りを思い浮かべると口の中に唾液が、、、ワインが飲みたい。。。

まだまだお預け。楽しみは農作業をしっかりやってから。

春待ち準備完了

昨日で剪定が終わりました。もうちょっと早く終わるかな?と思っていたけれど、やはりそう簡単にはいかない。

剪定も4シーズン目。コツもつかんできたしイメージも明確になってきた。とはいえ、1年の成否を左右する大事な作業でもある。そうホイホイと進めるわけにもいかず、つい慎重になってしまう。

ともあれ、熟練とまではいかずとも、実践を重ねそれなりの経験と知識は得てきた。樹形が昨年までとは比べものにならないほど良くなってきたのは明らか。

次は芽かき作業だ。春を迎える準備は整いました。

そうそう、既にオオイヌノフグリが咲き始めている。この小さな花を見つけると「春近し」を実感する。

人とワイン

先日、茨城へ行ってきた。

つくばのビーズ・ニーズ・ヴィンヤーズ今村氏、北海道岩見沢の千葉ヴィンヤード、そしてウチと、3人の葡萄園による初ヴィンテージ祝いを兼ねた交流会だ。

会場はと言うと、なんと一般家庭。

千葉氏のドイツワイン好きつながり、ビーズ・ニーズ・ヴィンヤーズの茨城つながりで、“とんでもなく美味しい料理を作る一般家庭”に招かれたのだ。

そしてそこは、自ずと深遠なるワインラバーのコミュニティでもある。美味しい料理と様々なワインの飲み比べ。お迎えいただいた方々の人柄。

やられました。こんな世界に混ぜていただき、感謝の言葉しかありません。

人とワインは密接に繋がっている。人生の不思議な縁(えにし)とも言えるか。不思議ではないのか?多くの人々と接し続けることが思いもよらない出会いを呼ぶのか?

今村氏・千葉氏の両名とは2012年に長野県東御市で出会ってからの付き合い。よもやこんなかたちで宴が設けられるなんて考えたこともなかったので、感慨深し、である。

ますます畑への気持ちは強まる。

2018年の畑はじめ

本日6日より剪定作業のスタート。2018年栽培シーズンの始まりです。

昨年の剪定でだいぶコツをつかんだし、栽培方針も含めた明確なイメージができてきたので、これまでのように悩む時間が少しは短くなるだろうか?

とはいえ、芽かきとともに1年のうちでも最重要な作業だから1本1本丁寧に立ち向かわねばならない。

いちばん寒さが厳しい2月まで続くこの作業、なるべく早めに、そしてイメージ通りに進めたいものです。