早めの収穫模様

湿度が高く信州らしくない天候ながら日照量多めの7〜8月で葡萄は良い状態を保っていたが、心配していたとおり、ここにきて雨や曇りが多い。例年より台風が多発しているのも気になる。9月は不安とともに始まった。

昨日でようやく電気柵の設置が完了。草刈りを入念にやる必要があり思いのほか時間がかかってしまった。

シャルドネ。ここからの病気が心配。

メルロは10月中旬まで引っ張れるだろうか?難しいかな?

春の早かった今年は現在も気温高めで推移しどこも例年より収穫が早くなりそう。明日は千曲市の収穫お手伝い。ウチも昨年より10日ほど前倒しで予定しているがどうだろう?

展覧会のお知らせ

久しぶりの展覧会お知らせです。グループ展となります。

Small Art Works-Part2 2018展

会場:Gallery Q

住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3F

期日:8月27日(日)〜9月1日(土)

時間:11:00〜19:00(最終日17:00)

今は栽培作業で忙しいため私は会場に行くヒマが無く作品の展示だけとなります。ご興味があったり近くに行く機会がありましたらお立ち寄りください。

詳しくはギャラリーのホームページでもご覧いただけます。こちら

戦闘モード突入

お盆明けあたりからは、やっぱり緊張感が出てくる。意識が収穫モードに変わるからかな?

栽培の良否は1年間の積み重ねだから、本当はいちいちモチベーションに浮き沈みがあってはいけないのだけど、それでもやはり気持ちは自然と高まってくる。

ここまでの天候は悪くないけど、2016年が8月末から9月いっぱいの長雨で痛い目にあったから「雨が怖い」気持ちが残っていて、そうは油断がならないのだ。

VARTのホームページに「イベントカレンダー」を加えた。収穫日は天候に大きく左右されるため、必ずしも週末に行えるわけではないので、もし収穫ボランティアにご参加いただける方がいらっしゃったらこのカレンダーを参考にしてほしい。

昨日のシャルドネ。戦闘モード突入中です。

潮目

ここにきて、まるで悪夢のようだった連日の猛暑が終息してきた。夜中には寒くて目が覚め薄手の毛布をひっぱりだした。ここ岩清水は16℃台まで気温が下がったと思われる。

毎年お盆前後を境に気候が変化するけど、今年はとかく有難さが身にしみる。

潮目かな?

夜の温度が下がると安心する。ぶどうにも良いのだ。冷涼なこの地域ならではの成熟曲線が望める。ゆっくりゆっくり成熟してくれる。

昨年よりヴェレーゾン(生長の転換期)が1週間ちょっと早い。

今年は結実不良がやや多いものの、今のところ「そう悪くない」。8月下旬から10月にかけて長雨が無いことを祈るしかないため「順調」と言う表現を使うのは適していない。恐怖心が日増しに芽生えてくるからだ。

ともあれ、真田ヴィンヤードも殿城ヴィンヤードも心地良い風を感じるようになってきた。

熱中症のメカニズム

きのう熱中症になりました、たぶん。

このところ連日の猛暑日ながら、ずっと畑仕事をきっちりやっていたけど、さすがに疲れてきたかな?ということで土日は静養に努めました。

上田市は土曜日が37.5℃、日曜日が38.3℃と2日連続で観測史上最高値を記録。さすがの我が集落・岩清水も下界とさほど変わらず猛烈な熱波に襲われました。

岩清水へ移住してから快適な高原気候に慣れてきた身体は、東京や横浜で鍛えた(?)暑さへの耐性がすっかり失せているようで、昨日はホント辛かった。

で、野暮用で出掛ける以外は家でしっかり休んでいたら、だんだん身体がダルくなっていく。こまめに水分補給してもぜんぜん良くならない。ヤル気が出なくなっていく。頭痛はしないものの、このダルさは間違い無い。暑さはどんどん募る。夕方から食欲が出なくなった。これは「熱中症」だ。

猛烈な暑さは承知しているが、どうも納得できない。しばし悩んでいたが、ハタと気づいた。「汗の量が外で畑仕事をしているときより格段に少ない」。放熱していないのだ。代謝が停滞。完全休養がどうも裏目に出たようだ。

どうにもヤル気が出ないものの、この日は上田市の千曲川沿いで大花火大会が行われる。これに合わせ、近所の仲間で夕刻から恒例の「花火を見下ろしながらBBQ」があるのだ。

準備やら何やらで身体を動かし、花火が上がる前からビールをプシュッ。肉をほおばる。持ち寄りのつまみにあずかる。親しい人たちとの話しが盛り上がる。

日没とともに徐々に気温が下がり始める。花火はなかなかの見応えだ。

気づいたら、体調が良くなりました。

身体を動かして汗をかく。そして水分補給。最後にビールとリラックス。岩清水の夜。

熱中症にはこれが効きそうです。

求むパン屋さん。

私の住む小さな集落には、コンビニも自販機も郵便局も無いけど、豊かな森に囲まれ街から完全に隔絶されている。これがいい。

妄想する。この村だけにある素敵なお店があったら楽しいだろうな、と。

パン屋さん、誰かやってくれないかな。

店内にカフェもあったりして。村内で焙煎したての豆が手に入るから美味しい珈琲も出せる。少ないながらハムやチーズも店頭に並ぶ。店先には近所から集まる野菜が置いてある。

もう毎日行っちゃうよ。

ウチは酒屋をやる。できたてパンにハムとチーズ、家の前の葡萄からできたワイン。

人々が集まる。

「小さな村物語イタリア」の日本版が実現する。

いい暮らしだ。

可能性があるよ、ウチの村。

熱中できないよ。

暑い。

長野県の最高気温トップは常に飯田市か上田市のようだ。7月に35℃以上の猛暑日になったのが13日(うち11日間連続を含む)。27日〜30日は少し涼しくなったかと思ったら、8月もまた猛暑が続くらしい。

風さえあれば多少は楽なのだが、畑の中は日陰がないので作業もなかなか辛い。気をつけねば。

「マメに休憩、水分補給」。

集中力が自分の得意分野なので、この天候は困る。作業に没頭するとずっとやってしまう。いったん休むとやる気が無くなっちゃうんだよね。

お隣の畑のリンゴの木の下で休憩中。くわばらくわばら。

忙中閑無し

気づいたら1ヶ月以上投稿していなかった。

いろいろあったんだけど、ありすぎて何だか分からないまま時が過ぎていく感じ。

6月20日の白ワイン発売に続き、先週の7月24日には赤ワインをリリース。慣れない小売仕事でバタバタしながらも、人間の都合とは関係無くぶどう樹はこの時期どんどん梢を伸ばし葉を繁らせ果粒が肥大する。こまめな管理は欠かせないし、酷暑での防除もきっちりやらねばならない。なかなか厳しい。

そんな嵐のような1ヶ月半あまりも、とりあえず昨日で一段落。ささやかに祝杯。

11日間続いた35℃以上の炎暑も土曜日の台風到来とともに去っていった。早くも夜はTシャツとパンツだけで寝ていると寒いくらいだ。

暑さのせいか最近3〜4日は疲労感が出て身体が重かったけど、今朝は6時過ぎまで(寝坊)ぐっすり眠れ、なんと睡眠9時間!ちょっと頭と身体が軽くなった。

真田殿城ブラン2017と真田メルロ[樽]2017は、バート・ジャパンで発売する分がまもなく品切れ。有難い限りだ。

8〜10月はいよいよ最終仕上げの時期。1年の集大成だ。栽培家としてはここからが本当の勝負所。春からここまで順調にいっていても何が起こるかわからない。

おそらく気候の流れは変わった。休んでいるヒマはない。意識も新たに臨みましょう。

VART2017 販売開始

6月20日、VART2017ヴィンテージの販売開始です。まずは白ワイン「真田殿城ブラン2017」のみとなります(赤ワインは7月24日)。

今回が初ヴィンテージとなる白ワインは、シャルドネ78.7%、リースリング14.3%、ソーヴィニヨン・ブラン7%を同時に仕込み、もろみ発酵させた逸品。若々しいキリッとした酸味とかすかな甘み、そして豊かなミネラルが絡み合う混醸の妙を味わえます。

生産量はわずか195本。品名にある「殿城(とのしろ)」は、私が住む家の地籍名で、家の目の前にある畑で栽培しているソーヴィニヨン・ブランを示しています。シャルドネとリースリングは真田町産。寒暖差の激しい標高750mの真田ヴィンヤードと標高800mの殿城ヴィンヤード。上田市の新しいテロワール(風土)を感じていただけると嬉しいです。

お求めは、バート・ジャパン及び特約酒販店よりお願いします。

特約酒販店はこちら

直接バート・ジャパンにご連絡をいただいても結構です。ただ、ひとりで運営している代表の長谷川真次は、日中は畑作業で留守にしているため対応が遅くなる場合があります。予めご了承ください。

6月いろいろ

早くも6月。

6月への思いはいろいろある。

いくつかの命日。そして自分の誕生日。

平成元年6月にはフリーランスでグラフィックデザイナーを始めた。ずっと小さいままだけど、個人事業でスタートしてから有限会社〜株式会社と変遷し、たまさか30周年を迎えるとは・・・。

昨年は6月1日に自分のワインを初リリース。

6月は自分にとっての転機の季節なのだろうか?

今月中旬以降、自身2度目となるワインのリリースを予定している。詳細はまだ決まらないけど、やはり6月には何か縁があるのかな?

今は静かに瓶内で眠っています。

畑作業は遅れ気味。頑張らねば。手を掛けた分だけいい葡萄に育つのだから。